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【ボルボ・XC40試乗】良好な使い勝手とエンジン・シャシーの能力が高いコンパクトSUV

5/22(火) 13:11配信

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ボルボのコンパクトSUV・XC40はプレミアムな立ち位置でありながら使い勝手に優れる装備を満載した、超・高レベルのユーティリティ性を持つモデルです。

後方自動ブレーキも装備のボルボXC40の画像はコチラから

プラットフォームは新規開発したコンパクトカー向けプラットフォームCMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)をベースにしています。このプラットフォームは上級モデルのXC60等が採用しているSPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャ)と同様に汎用性の高さが特徴です。

前輪車軸からAピラー根元下部あたり(トーボード)までの長さは固定としながら、フロントオーバーハングやキャビン部分の長さは自由に可変できる設定となっています。

特徴的なのは前後方向だけでなく、幅方向に関しても拡縮の自由度が高いというところにあります。CMA上に構築したボディは全長4425mmとショートな全長に対して、1875mmと若干ワイドなボディを組み合わせる独特なディメンション。イングリッシュブルドッグをモチーフとした、プチこわもてな外観と共に独特な存在感を生み出しています。

安全性に関してはボルボ社の最重要課題だけあってぬかりは全くありません。クルマ・歩行者はもちろん、自転車・大型動物まで対応する自動ブレーキ等は、XC60やV90と同等システムを備えています。

後方自動ブレーキ(オートブレーキ機能付CTA)も備えました。これはリヤバンパー左右に設置したミリ波レーダーでボディ後方広範囲の人・クルマを検知して作動するもの。

使われ方としては、パーキングエリアやショッピングモールなどで駐車場にフロントから停めた後にバックで出る際などが想定されます。隣のクルマの陰で見えないところから出てくるクルマや人、自転車などを検知してアラーム作動、最終的には自動で停車まてしてくれるというものです。

インテリアは最大の特徴と言えるところです。前席のいたるところに収納エリアがセットされ、日常使うクルマとしての高いユーティリティが確保されています。

たとえばドア部分は低音用スピーカーを排除(ダッシュボード内に移動)して、ノートパソコンも入る巨大なポケットを設けました。

助手席前方には買い物袋を下げられる、いわゆるコンビニフックを装着しています。さらに、センターコンソール下部にはスマホ等を置いておけるための大きなトレーもセットしました。ここではiPHONE8やX系などで採用されている非接触型の充電にも対応しています。

搭載されるエンジンは2Lの新世代パワートレイン・ドライブEシリーズの直噴4気筒ターボです。

エンジン出力が異なる2タイプがラインナップされ、ベーシックな190psタイプはT4グレード、252psを発生するハイパワーバージョンはT5グレードに搭載されます。

実際に試乗してみるとまず気づくのは滑らかなエンジン出力の特性です。

今回試乗したのは252psのハイパワーバージョンの方ですが、高い回転でハイブーストをかけてパワーを絞り出すという性格ではなく、低回転から均等に太いトルクが盛ってある印象。滑らかな変速を見せる8速ATと相まって、アクセルペダルの微妙な踏み加減にしっかり対応するスムーズな加減速が可能になっています。

コーナーが連続するワインディングロードも走ってみました。まず感じるのはブレーキフィールの自然さです。コンパクトクラスとはいえ大柄なボディをもつSUVですが、やや強めのブレーキングを行っても大きくノーズダイブすることはなく、ごく自然に減速していきます。

またコーナリングでも視線をコーナーの出口に置いておけば、クセもなくさらりとコーナーをクリアしていきます。このとき高い車高を感じさせるロールの大きさなどは感じられません。逆にロールを抑え込むためにハイレートなスプリングを入れて乗り心地が悪くなっている、というわけでもありません。

通常走行時には柔らかすぎず硬すぎずという、街乗りSUVとしてベストバランスの非常に良い乗り心地を持ちながら、コーナリングも得意。かなり偏差値の高いシャシーなのです。

使い勝手良好でエンジンとシャシーの能力高いコンパクトSUV。「こりゃあ売れまっせ!」と書こうと思っていましたが、試乗した300台限定モデルは日本での正式リリース日の前に完売してました。というわけでXC40は、その圧倒的商品性で「既に売れてます!」

●主要スペック

XC40 T5 AWD R-Design 1st Edition(限定販売車)

全長×全幅×全高:4425×1875×1660mm
エンジン:2L4気筒直噴ターボ(ガソリン)
最高出力:190ps/4000rpm
最大トルク:40.8kgm/1750~2500rpm
価格:559万円

(写真/小林和久 動画・文/ウナ丼)

最終更新:5/22(火) 13:11
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