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山本昌がセンバツ投手11人を鑑定。「プロでもやれる」と驚くのは?

5/22(火) 8:21配信

webスポルティーバ

 アマチュア時代に高く評価した濱口遥大、京山将弥(ともにDeNA)などがプロで活躍し、評論家として慧眼(けいがん)ぶりを発揮している山本昌氏。50歳まで現役生活を続け、通算219勝を挙げたレジェンドが、春のセンバツ大会で光った高校生11投手を分析。第100回記念大会となる夏の甲子園大会に向けて、注目ポイントを語った。

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■柿木蓮(かきぎ・れん/大阪桐蔭/181cm・87kg/右投右打)

体は大きいし、球の走りもいい。さすが全国から逸材が集まる大阪桐蔭でエースナンバーをつけるだけのことはありますね。楽しみな投手なのは間違いありませんが、少し気になるのは力を入れる際に左肩がわずかに下がるクセがあること。少しシュート回転が入るのはこのためでしょう。ボールを押してリリースするタイプなので、緩いボールを投げるのは苦手なはず。スプリットやシュートなど、速い変化球を磨くとより投球に生きるでしょうね。

■根尾昂(ねお・あきら/大阪桐蔭/177cm・78kg/右投左打)

投手としても野手としても注目されている選手ですが、いずれもドラフト上位指名を受けるだけの可能性を持った逸材です。まさにセンス抜群の選手ですね。投手として際立つのはバランスの良さ。落ちるボールもありますし、高校生としては比較的早い段階でプロの一軍で投げるイメージが湧いてきます。課題は体重移動の際に左肩が上がって、上下にあおる動きが入ること。時折ボールが抜けたり、リリースがブレるのはこのためです。ただ、それも体の力がついてくれば解消されていくでしょう。大谷翔平選手に続く、プロでも投打二刀流の可能性を感じさせる楽しみな選手ですね。

■土居豪人(どい・ひでと/松山聖陵/190cm・80kg/右投右打)

今季一軍で活躍し始めているアドゥワ誠投手(広島)の後輩なんですね。彼もアドゥワ投手に負けず劣らずの、素晴らしい素材です。非常に身長が高く、上から投げ下ろす角度がある上に、ボールの走りもいい。また、縦に大きく変化するカーブの質がまたいいですね。昔で言う「ドロップ」のような、最近はあまり見ない、きれいな変化をします。まだ体は弱いし、アウトステップ気味という課題はあります。実際に春のセンバツでは近江高に打ち込まれましたが、将来性はピカイチだと感じます。

■市川悠太(明徳義塾/184cm・75kg/右投右打)

非常に完成度が高い投手という印象ですね。サイドスローとスリークォーターの中間くらいの横の角度から投げ込む投手ですが、球の走りは強烈だし、コントロールもいい。こういうピッチャーがプロに入ると、すぐに中継ぎ投手として使えるイメージが湧いてきます。左右の違いはありますが、2年前に見た堀瑞輝投手(日本ハム)のようなタイプ。高校生ながら即戦力の可能性を秘めた投手です。

■扇谷莉(おうぎや・らい/東邦/187cm・94kg/右投右打)

甲子園では結果を出せませんでしたが、素材としてはとても面白いと思います。まだ粗削りでも体に力があるし、ボールに角度もある。縦に大きく曲がる変化球もいいですね。体の使い方からしてフォークボールを得意にしそうなタイプ。これからコントロールがまとまってくれば、いいセットアッパーになる予感がします。

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