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タックル指示を認めない日大にクレーム殺到 「退部者が続出で廃部も」と選手〈dot.〉

5/23(水) 17:26配信

AERA dot.

 関西学院大学アメリカンフットボール部のクオーターバック(以下はQB)にタックルして退場処分となった日本大学の宮川泰介選手の記者会見が波紋を広げている。日大広報部は会見を受けて昨夜、文書でコメントを発表した。

【写真】退場したあとテントの中で声を上げて泣く宮川選手

 会見では悪質プレーの背景に、内田正人前監督とコーチの指示があったことが明らかにされたが、日大は「コーチから『1プレー目で(相手の)QBをつぶせ』という言葉があったということは事実」と認めたものの、「ただ、これは本学フットボール部においてゲーム前によく使う言葉で『最初のプレーから思い切って当たれ』という意味です」「誤解を招いたとすれば、言葉足らずであったと心苦しく思います」と釈明した。

 だが、日大関係者がこういう。

「すさまじい数の抗議が電話で寄せられている。『学生に押し付け大人が責任をとらないとはどういう大学だ』とか『学生が会見までして謝罪している。なぜきちんと謝らないのか』など怒り心頭の電話が多い。その対応で事務方はてんやわんやです」

 昨日の記者会見を見た宮川選手と同級生の日大の現役選手がこう話す。

「会見をテレビで見ていて、涙が止まらなかった。宮川をさらし者のようにしていて、かわいそうでなりません。宮川が言うように、日大のアメフト部では内田監督イコール法律みたいな感じで、絶対的な存在。だから、内田監督から直接、話をされることはまずありません。大抵、コーチを通じて話があります。けど、コーチの話ぶりでそれが内田監督の意向によるものか、コーチが独断で言っているのか、だいたいわかります」

 宮川選手は記者会見で、内田監督から直接、「日本代表にいっちゃダメだよ」と伝えられ、理由を確認できずに「わかりました」と答えたと話していた。

 この点からもいかに内田監督の存在が絶大かよくわかる。

「練習で叱られ、日本代表に行けないと宮川はすごいショックだったようです。おまけに練習からも外され、学校の授業まで出なくていいとまで言われていた。『俺、どうすればいいのか』とすごく追い込まれ、沈痛な表情をしていたのを今も覚えています」

 そして、宮川選手は井上奨コーチからこう告げられていたというのだ。

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最終更新:6/1(金) 11:06
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