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相鉄「二俣川駅再開発」で得するのは誰なのか

5/24(木) 5:00配信

東洋経済オンライン

 相模鉄道(相鉄)がこれからの時代を見据え、大きくその沿線の姿を変化させようとしている。

【写真】「ジョイナステラス二俣川」開業記念セレモニーで相鉄のキャラクター「そうにゃん」と笑顔で手を組むダレノガレ明美さん

 4月27日、二俣川駅(横浜市旭区)に相鉄グループの新しい商業施設「ジョイナステラス二俣川」が開業した。2棟からなる「ジョイナステラス」の店舗数は開業時点で約90店と、横浜市西部エリアでは最大規模だ。

 開業セレモニーには相鉄沿線出身のモデル、ダレノガレ明美さんが出席し、「(新施設は)1日いても、毎週来ても飽きない感じがする。なので、皆さんたくさん来て、たくさん買い物をして、おいしいモノを食べて楽しく帰ってもらえればいいなと思う」と祝辞を送り、テープカットを行った。午前10時のオープン時には2000人もの人が列を作り、新しい商業施設は華々しく開業した。

■免許試験場でおなじみの二俣川

 二俣川は相鉄の本線といずみ野線が分岐する要の駅。北側約1kmのところに神奈川県内唯一の運転免許試験場があり、県内では「二俣川といえば運転免許試験場」というイメージが強い。駅周辺には県立がんセンターをはじめとする公共施設も多く、そのこともあってか乗降客数は相鉄全線で4番目に多い1日約7万8000人(2017年度)。さらにバスで1日約2万人が同駅を訪れる。

 今回の「ジョイナステラス二俣川」開業にあたっては2つの事業が行われた。1つは二俣川駅の駅舎増築、もう1つは南口の再開発事業で、駅舎増築で造られた商業フロアが「ジョイナステラス2」、南口再開発事業で造られた複合施設の商業棟が「ジョイナステラス1」だ。

 南口の再開発事業は、老朽化していた相鉄の商業施設「グリーングリーン」の建てかえや手狭な交通広場の拡幅、そして周辺の低利用地の高度利用を目的として2012年から始まった。「グリーングリーン」は2014年に閉店・解体の上、整地などを行い、住宅棟・交通広場棟・商業棟・業務棟・駐車場棟からなる複合施設「コプレ二俣川」が建設された。この商業棟部分が「ジョイナステラス1」だ。

 「ジョイナステラス1」と「ジョイナステラス2」の間は渡り廊下で接続され、幕屋根により吹き抜けのようになっている。本来は接続した方が便利だが、駅舎増築と再開発でそれぞれに事業が異なるため、直接建物が接続できなかったそうだ。しかし、その点を逆にうまく利用し、開放感のある空間の演出ができているようにも思える。

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