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日大学長会見に「まどろっこしいことやってらんない」と乱入者 広報交代してもグダグダ〈dot.〉

5/25(金) 21:42配信

AERA dot.

 関西学院大とのアメリカンフットボール定期戦(6日、東京)で悪質なタックルをして選手を負傷させた問題で、日本大学の大塚吉兵衛学長が25日、記者会見を開いた。

【写真】会見場に乱入した女性と、それを見つめる日大広報の新司会者

 会見場が騒然としたのは、大塚学長が会見場に着席した直後だった。23日夜の会見で司会さばきが問題となった米倉久邦氏に代わり、新しい広報担当者が会見の説明をしていると、突然「ちょっと待った!」との声が記者席からあがった。

 司会者が「はい」と応じると、会場に乱入した年配の女性が「こんなまどろっこしいことやってらんないのよ! 目の前にボスがいるんだから!」とまくしたてた。

 学長に向かっていこうとする女性を日大関係者が包囲。腕をつかんで会場から退席させようすると、こう叫んだ。

「いいんだよ! こうしないと今のやつらはわかんないんだから!」

「もの申しに来たのよ。みんな聞きなさい!」

 女性が連れ出された後に異様な雰囲気で始まった会見では、大塚学長は釈明に追われた。日大の対応が後手に回ったことについて、大塚学長は「大学として対応はしていなかった。部同士、グラウンドの上で起こったことで、あるいは連盟で解決ができるのではないかと考えてきた」と説明した。

 危険なタックルをした日大アメフト部の選手が記者会見を開いたことについては「大学として追い込んでしまった。責任を痛感している」と謝罪した。

 だが、会見が進むにつれ大塚学長は持論を展開。内田正人前監督や井上奨コーチが反則タックルを指示したことについては、「監督が全面的に悪いようなことになっているが、この件については本当のところがよくわからない」と二人をかばった。

 さらには、「世代間というか、理解が違うコミュニケーションになってしまうことが今回も多少は影響していると思う」と、監督・コーチと選手の間で誤解があったとの認識を示した。

 だが、大塚学長はトップとして、問題の収束に動いたことはほとんどなかった。内田前監督に対しては、事実関係の詳細な聞き取りすらしていない。事件発覚後は内田前監督と2度ほどこの問題で話しただけだという。しかも、1度は23日の内田前監督と井上コーチの会見の後で、その前は5月中旬に話した1度だけだったと明かした。

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最終更新:6/1(金) 11:03
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