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ゲーマーが日の丸を背負う日 アジアの五輪で主役に?

5/26(土) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 「アジアの五輪」といわれるアジア競技大会に、日本人のゲームプレーヤーが日の丸を背負って出場する可能性が出てきた。2018年8~9月にインドネシアのジャカルタで開かれる大会で、ゲーム対戦競技のeスポーツが公開競技に採用されたためだ。それに先立ち、5月26、27日には日本代表の選考会が都内である。国際大会で日本代表が活躍するようになれば、eスポーツに懐疑的だった国内の見方も変わりそうだ。
 eスポーツに限らず、スポーツ選手が日本代表として五輪や総合スポーツ大会に出場するには日本オリンピック委員会(JOC)の承認が必要になる。今回のアジア競技大会についても、まずeスポーツの業界団体「一般社団法人日本eスポーツ連合」(東京・中央)が代表候補を選び、最終的にはJOCがドーピング検査などを経て判断するとみられる。
 問題は、日本人ゲームプレーヤーの実力が国際水準に達しているかどうかだ。
 国内の選考会で勝ったからといって、すぐにジャカルタのアジア競技大会に出られるわけではない。韓国、台湾などの強豪が集まる6月の東アジア地域予選を勝ち抜かなければならない。東アジア地域予選はオンラインによる仮想空間での開催であるため、そこで敗退したのでは、日本代表の象徴であるユニホームを着る機会さえない。日本代表を承認するJOCも、本大会で6位に入賞できる実力があることを条件としている。

■「ウイイレ」採用で有利に

 世界のeスポーツで影の薄い日本人プレーヤーだが、今回のアジア競技大会は大きなチャンスでもある。
 アジア・オリンピック評議会(OCA)はジャカルタのアジア競技大会で使用する6つのゲームタイトルを5月14日に発表したが、そのなかにサッカーゲームの「ウイニングイレブン」が入ったのだ。日本のゲーム会社、コナミデジタルエンタテインメント(東京・港)が開発したもので、日本人プレーヤーの層は厚い。
 サッカーゲームとしては、米エレクトロニック・アーツ社の「FIFA」のほうが海外では有名といえる。国際サッカー連盟が8月に開く「eワールドカップ」でもFIFAが使われる。ジャカルタのアジア競技大会でウイニングイレブンが選ばれた理由は不明だが、日本人プレーヤーにとってはなじみが深く有利といえる。
 ちなみに、ほかの5つのゲームタイトルは「リーグ・オブ・レジェンド」「アリーナ・オブ・ヴァラー」「スタークラフト2」「ハースストーン」「クラッシュ・ロワイヤル」。いずれも海外では人気が高いが、日本ではあまり普及していない。日本人プレーヤーが東アジア地域予選を突破できる可能性は、ウイニングイレブンが最も高いとみられる。

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最終更新:5/26(土) 10:12
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