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“山陰まんなか”フォトスポット【その2】藍染めの伝統工芸とアートな大山

6/1(金) 11:31配信

旅行読売

 安来(やすぎ)市にある広瀬町は、藍染め糸で織り上げる大きな絵柄が特徴の広瀬絣(がすり)の里。戦前は多くの紺屋(こうや)が染めの技を競ったという。
 最後の一軒となった天野紺屋を訪ねると、糸から染める伝統的な広瀬絣から布を染める独創的な型染めまで多彩な商品が並ぶ。奥の工房は昔ながらの道具が使われ、懐かしい雰囲気だ。第五代天野尚(ひさし)さんの気さくなトークにも引き込まれた。
 青々と風に波打つ田んぼ、石州(せきしゅう)瓦の家並みを眺めながら田舎道を一路、鳥取県南部町のとっとり花回廊へ。大山を望む50ヘクタールの敷地に四季折々の花風景が広がる日本最大級のフラワーパークで、ここまで来ると霊峰大山が目の前だ。園内に咲き誇る花々を絡めて写真をパチリ。地元で「伯耆(ほうき)富士」と称される、均整のとれた山容が心に焼き付く。
 大山のアートな写真が撮れる名所もある。伯耆町の植田正治(うえだしょうじ)写真美術館だ。境港市に生まれ、生涯山陰で作品を撮り続けた写真家植田正治が晩年にアトリエをと望んでいた地、大山の麓に立つ。館内には「逆さ大山」の展望スポットが3か所ある。ガラスに黒い帽子が描かれており、大山が帽子をかぶったオシャレな写真が実現する。“演出写真”で世界的に知られる植田正治らしい仕掛けだ。

天野紺屋
1872年創業。伝統の織布技を極める第四代と、感性を生かした糸染め、型染めを得意とする第五代が生み出す多彩な製品が魅力。藍染め体験もできる(手ぬぐい2000円など、要予約)。10時~18時/不定休/電話0854・32・3384

とっとり花回廊
一周1キロの展望回廊や大温室、園内を15分で巡るフラワートレイン(300円)もある。9時~17時(季節により異なる)/7月、8月、12月~3月の火曜休(一部開園日あり、祝日の場合は翌平日休)/1000円(12月~3月は700円)/電話0859・48・3030

植田正治写真美術館
代表作「少女四態」をモチーフにしたモダンな建物に本人寄贈の作品1万2000点を収蔵・展示。9時~17時/火曜休(祝日の場合翌日休)、12月~2月と展示替え期間休/900円/電話0859・39・8000

最終更新:6/1(金) 11:31
旅行読売

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