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“世界遺産”釧網線が北海道を救う!鉄道ファンの夢、実現を目指す!

6/6(水) 11:31配信

旅行読売

 世界には鉄道や駅そのものが世界遺産に登録されている事例が4件ある。
 「アルプス越えに成功した鉄道」として有名なオーストリアのセンメリング鉄道、インドのダージリン・ヒマラヤ鉄道をはじめとする高山・登山鉄道3線や駅舎、異色のハンガリーの地下鉄、スイスのローカル私鉄であるレーティッシュ鉄道である。
 これらは現役の交通機関としての役割を果たしているだけでなく、膨大な数の観光客を呼び寄せる誘客効果を発揮し続けている。

 北海道の鉄路・釧網(せんもう)線も世界遺産登録できないものか。

 車窓から、世界に比類が無い「流氷観光」ができる。また、タンチョウヅルが遊ぶ釧路湿原の中を走る。網走国定公園、阿寒摩周国立公園、釧路湿原国立公園の三つを通り、沿線の自然景観としては、世界でも最高水準といっていいだろう。一度線路を撤去したら、二度と復活できないだろう。さらに線路の建設の歴史や、沿線にある硫黄などの鉱山資源の採掘の歴史などを含めると、自然と文化を兼ね備えた「複合遺産」の登録候補にできるのではないかと考えている。
 世界遺産登録が実現すれば、国内客はもとより訪日外国人にも注目される魅力的な観光資源となることだろう。
 何かというと廃線がとりざたされる「鉄道」を観光資源として捉えなおし、国の内外からの観光客を集める。そんな北海道にしていきたいものだ。

文/永山茂(釧網本線世界遺産登録推進会議 会長)

最終更新:6/6(水) 11:31
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