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「政府は傲慢だ」という論法もまたブーメラン 記録で振り返る「民主党政権の悪夢」

6/8(金) 7:50配信

デイリー新潮

与党一丸のヤジ

 5月30日、久しぶりに行われた党首討論で、枝野幸男・立憲民主党代表は「森友・加計問題」のみをテーマとした。首相は嘘つきだ、というのが枝野氏の一貫した主張のようだ。

 安倍首相、あるいは内閣の政権運営や国会対応に対して「傲慢だ」「嘘つきだ」といった批判を立憲民主党などの野党は繰り返している。しかしそのわりにその主張が共感を呼ばないのはなぜだろうか。

 揚げ足取りではなく対案を出すべきだよ、と考える人が多いのが理由の一つだろう。

 さらに、「自分たちはどうだったんだよ」とツッコミを入れる人がいることも理由にあげられるかもしれない。

 党名や所属政党がコロコロ変わっているので、当人たちは生まれ変わった気持ちになっているのだろうが、多くの国民にとって、民主党政権時代はそう遠い昔ではない。そして、その頃の彼らの振る舞いを覚えている人も少なからずいる。

 このあたりが、共感を呼ぶどころか「ブーメラン」と揶揄されるゆえんだろう。

 実際に、2009年、政権交代が実現し、民主党政権が誕生した頃はどのような光景が見られたのか。

 当時の当事者の記録をいくつか見てみよう。

 まずは石破茂代議士の記述。石破氏は、政権交代直後の予算委員会の異常さを著書の中で次のように描写していた。自身が鳩山由紀夫総理にマニフェストの実現性について問いただしたときのことである。

「委員会は、異様な雰囲気に包まれていました。議論で劣勢となると、民主党席はヤジの嵐でした。国会の討論にヤジはつきものですが、この時は、これまでに聞いたこともないようなすごいヤジが浴びせられました。テレビ中継ではマイクがあまり拾わないので伝わりづらかったかもしれませんが、私が何か言うと、『お前なんかにいわれたくない』、『そんなこと今さら言うな』など、単なる雑音のようなヤジが吹き荒れて、自分の声も聞こえないほどでした。

 これに対して、鳩山総理がほんわりとした、訳の分からない答弁をすると拍手の嵐です。どんな答弁をしても拍手喝采。

 政権交代直後の民主党の若い議員たちには、かなりの数、自分たちの立場に一種の陶酔感を覚え、ヤジをとばす人がいたように思います」(『国難 政治に幻想はいらない』より)

 安倍首相自らがヤジを飛ばしたことが批判の的になったことがあったが、与党が一丸となって野党にヤジを飛ばしていたのである。

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最終更新:6/8(金) 11:40
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