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浦和監督、J2甲府に下剋上を許す失態に激怒 「気を抜いたミス」「競争力がつかない」

6/9(土) 20:50配信

Football ZONE web

甲府にアウェーゴール許し2戦合計2-3でルヴァン杯敗退、名将オリヴェイラも怒り心頭

 J1浦和レッズは9日、ルヴァンカップ・プレーオフステージ第2戦でJ2ヴァンフォーレ甲府に2-1で勝利するも、2戦合計スコア2-3で敗退が決定。本拠地で下剋上を許す結果となり、オズワルド・オリヴェイラ監督は試合後、「気を抜いたミスから失点した」と怒りを隠せない様子だった。

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 浦和は2日の第1戦、アウェーで0-2と敗れてホームに戻った。第2戦は前半から圧力をかけ、エースのFW興梠慎三が前半19分と24分にゴールを決めた。この時点で2戦合計スコア2-2と追いつき、ホームの利を生かして勝ち越しを狙うというシナリオ通りの展開に持ち込んだ、はずだった。

 しかし、そのプランが崩壊したのが興梠の2点目から3分後だった。最終ライン裏に出たボールをDFマウリシオが「コントロールしたはずが、ボールが逃げてしまった」と振り返る不用意な対応で甲府FW森晃太に前に入られ、ボールロスト。GK西川周作が飛び出してシュートこそ打たせなかったが、ゴール前に飛んだボールをMF小塚和季に押し込まれ、痛恨のアウェーゴールを与えてしまった。

 オリヴェイラ監督は、ゲームを分けたポイントにこの1点を挙げたが、その表情と言葉には怒気がこもっていた。

「2得点できたが、気を抜いたミスから失点をした。試合の中でも重要な時間帯であり、チャンスも作り続けていた。そこで3点目を取れば試合が変わっていた。不運なことに、私が来日したのは連戦の最中だったので、ここまでできたトレーニングは多くない。良くないコンディションのまま、チームはずっと戦っている。ハードな練習もしたが、それを上げないと競争力がつかない」

後半にパフォーマンスが落ちる“失速癖”を指摘

 オリヴェイラ監督は4月に就任後、「試合の後半になるとパフォーマンスが落ちる」と課題を指摘し続けてきた。大槻毅暫定監督(現ヘッドコーチ)も「想像以上に(試合の中で)落ちるのが早い。時間があれば持久力に働きかけるトレーニングも必要だと考えたかもしれない」と、チーム全体のスタミナ不足に触れていたが、チームに欠落していたピースが埋まることはなかった。

 2戦合計スコアを考えれば、昨季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも慣れ親しんでいたホームでの“リベンジマッチ”だけに、同点あるいは逆転した後に失点しない重要性は痛いほど分かっているはずだった。それでも、体や頭が付いていかずにミスをしてしまうのが今の浦和の現状だ。

 J2の甲府相手にホームで敗退する失態を演じたことは、名将オリヴェイラにこれまでにないほどの怒りを与えた。今月下旬から予定されているキャンプは、まさに地獄のハードトレーニングとなって立て直しを図ることになりそうだ。

轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada

最終更新:6/9(土) 22:15
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