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サブウェイ170店舗閉鎖から分かる「何をやらないか」でビジネスモデルは決まるという話。(中嶋よしふみ SCOL編集長・FP)

6/14(木) 8:12配信

シェアーズカフェ・オンライン

先日、サンドイッチのチェーン店・サブウェイがSNSで大きく話題になった。きっかけはプレジデント・オンラインに掲載されたサブウェイが過去4年間で170店舗も閉鎖している、という記事だ。(サブウェイが4年で170店舗も閉めた理由 プレジデントオンライン  2018/05/23)

サブウェイにとっては事実であってもあまりうれしくない記事だと思うが、掲載の翌々日には野菜の盛り放題キャンペーンを実施するなど、記事を逆手に取って商魂のたくましさを見せた。

■サブウェイの急激な膨張と収縮
サブウェイの店舗数は全世界で4万店を超え、マクドナルドより店舗数が多いという。小さなスペースでも出店可能で、調理に火や油を使わないことから設備投資も少額で済むメリットもあり、日本国内でも2014年には最大で480店舗も出店していたという。

一方で、1991年から続いていたサントリーHDとのフランチャイズ契約は2016年に終了し、サントリーHDは日本サブウェイの株の65%を手放した。2018年3月には残りの株も全て売却している。近年大型買収をたびたび行ってきたサントリーにとっては「選択と集中」の意味あいもあったと思うが、当然のことながらそこには業績の悪化も理由の一つとなるだろう。

記事ではサブウェイが店舗を多数閉鎖している理由として、日本全国にあるコンビニでサンドイッチが販売されている、オニギリには勝てなかった、価格もコンビニと比べてサブウェイは何倍も高い、注文の仕方が複雑で面倒、野菜がたっぷりというメリットも今や珍しくなくなってしまった、といった分析がされている。

まあそういうことなんだろう、と思ってフェイスブックでこの記事をシェアすると、サブウェイは十分旨いのに、コンビニのサンドイッチとはちょっと違う、といった知人のコメントがいくつかついた。SNSの反応にもそういった声が多数ある。

コンビニでは2~300円のサンドイッチに対して、サブウェイは300~600円程度だ。確かにコンビニよりは高値だが、メチャクチャ高いというほどでもない。コンビニの影響がゼロとは思えないが、店内で飲食可能な店舗型のサブウェイと持ち帰りのコンビニでは、この価格差が決定的な影響とは言えず、必ずしも真正面から競合するとも言えない。

また、サブウェイは日本に限らず米国でも店舗の大量閉鎖がなされている。(米国内で大量閉店のサブウェイ、世界市場での成長に注力へ 2018/5/10 フォーブスジャパン)

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