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全長7mの巨大ヘビが女性を丸のみ インドネシア、被害続発する事情とは

6/18(月) 18:36配信

ニューズウィーク日本版

山羊や犬を襲う巨大なニシキヘビが、女性を丸呑みにする事件が発生したインドネシア。背景にはこの国特有の人とヘビとの関係があるようだ

インドネシアのスラウェシ島・東南スラウェシ州の島で6月15日、行方不明になっていた地元の女性が、捜索していた住民らによって全長7メートルの巨大ニシキヘビの体内から遺体で発見される事件が起きた。

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スラウェシ島では2017年3月にも行方不明になっていた男性が全長7メートルのアミメニシキヘビの体内から発見されたほか、同年10月にはスマトラ島リアウ州で男性が全長7.8メートルのヘビに左腕を噛まれ、切断寸前になるなど巨大ヘビによる被害が続いている。

巨大ヘビではないものの首都ジャカルタ近郊の通勤電車の中で約1メートルのヘビが発見されたほか、ジャカルタ郊外でのコンサートで歌っていた歌手がキングコブラに噛まれて死亡する事件も起きるなど「ヘビ騒動」が続いている。

■餌求め農園に出没する巨大ヘビ

南東スラウェシ州の州都ケンダリ南方にあるムナ島のペルシアパンラウェラ村に住む女性、ワ・チバさん(54)は6月14日の夜、自宅から約1キロのところにある畑に作物の様子を見にいったまま帰宅しなかった。

このため翌15日に親族や近隣住民約100人が畑の周辺を捜索したところ、チバさんのサンダルが見つかった場所から約30メートル離れた場所で腹が膨れたニシキヘビ(全長7メートル)を発見した。チバさんが飲み込まれた可能性が高いとみて住民らはヘビを捕獲し、殺した上で腹を切り裂いてみたところ、チバさんの遺体が発見された。

地元警察によるとチバさんは頭から飲み込まれており、体はほとんどそのままの状態だったという。

同じスラウェシ島では2017年3月24日に中部スラウェシ州サルビロ村で同様の被害が起きている。

同村のアクバル氏(25)がヤシ油の採取のため農園に向かったまま消息が分からなくなり、家族が地元警察に捜索願を出した。そして家族や住民が捜索を行ったところ、農園近くの溝にじっとしているアミメニシキヘビを発見した。

腹部が異常に膨れていたことから人間を飲みこんだ可能性があるとして、捕獲して腹を引き裂いたところ男性の遺体を発見。警察はアクバル氏と断定した。

ニシキヘビは大きいもので体長が6~7メートルに達するが、人間を丸のみにすることは稀。通常は野生動物の山羊や野犬などを襲って、締め付けて窒息死させてからじっくりと飲み込み、体内で時間をかけて消化するという。

スラウェシ島の2件の事件はいずれも畑や農園で人間がヘビに襲われるという共通点がある。警察などによるとヘビが生息する自然環境が開発などで荒らされ、近年は猿、野犬、イノシシなどが集まる農園に餌を求めてヘビが現れはじめており、そこにたまたま居合わせた人間が襲われた可能性があるという。

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