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「我々の世界王者はどこだ?」「美徳を失った」 36年ぶりの歴史的敗北を喫したドイツを母国紙が酷評

6/18(月) 5:34配信

SOCCER DIGEST Web

「歴史的アップセット」を食らった36年前。

 連覇を目指す王者が、歴史的な黒星スタートを余儀なくされた。

 現地6月17日、大会4日目に満を持して登場した前回大会の覇者ドイツは、グループステージ初戦でメキシコと対戦した。

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 互いにアグレッシブな展開のなかで始まった試合は、35分にメキシコが先手を取る。自陣からの速攻で抜け出したイルビン・ロサーノがネットを揺らした。

 電光石火の早業で名手マヌエル・ノイアーの牙城を崩したメキシコは、試合後にファン・カルロス・オソリオ監督が「6か月前から練ってきた」というプランを、その後も堅実に実行。一方のドイツは、相手を押し込みはしたものの、時間の経過とともに焦りが募り、効果的な攻撃をクリエイトできなかった。

 結局、最後までメキシコの守壁を破れなかったドイツは0-1で敗戦。W杯初戦を落とすのは、アルジェリアに足元をすくわれた1982年スペイン大会以来の出来事である。

 当時も、戦前の下馬評はドイツの圧倒的優勢という見方が大半だった。というのも、予選を全勝で通過した当時のチームは、カールハインツ・ルムメニゲら名手が多く揃い、さらに相手が本大会初出場のアルジェリアというだけあって、楽勝ムードが漂っていたのだ。

 しかし、非常に士気が高く、統率の取れた優れた集団であったアルジェリアは、ユップ・デアバル監督が率いる西ドイツ(当時)を徹底的に研究していた。そして、素早いパスワークと豊富な運動量で相手の意表を突き、54分にラバ・マジェールが先制点を奪い、同点とした直後の67分には、ラフダル・ベルミが決勝ゴールを決めた。

 戦前の予想を大きく覆され、「歴史的アップセット」といわれる敗北を喫した直後、デアバル監督は「信じられない……」と語るに止まった。

 批判と嘲笑を浴びた敗北から36年後、ドイツはW杯で負けたことがなかったメキシコを相手に、大会初戦を落とした。ディフェンディングチャンピオンという立場にあっただけに、今度も「番狂わせ」と言っていいだろう。

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最終更新:6/18(月) 12:41
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