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31歳でプロ野球を去った夫を変えた妻の覚悟

6/19(火) 14:00配信

東洋経済オンライン

プロ野球シーズン真っ盛り。連日連夜にわたって熱戦が繰り広げられている。そこで戦う選手の夫を支える妻を描く「プロ野球選手の妻たち」(TBSテレビ、次回は6月20日〈水〉よる7時から放送、地域によって放送時間は一部異なる)。「バース・デイ」「プロ野球戦力外通告」など、TBSのスポーツドキュメンタリーのスタッフが手掛けるドキュメンタリー番組だ。過去の放送分から、過酷なプロ野球の世界に人生を翻弄されながらも、力強く生きていく夫婦の実像を紹介しよう。

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 「キダゴ」という愛称で呼ばれ、ファンに愛されていた元プロ野球選手・喜田剛(きだ・ごう)をご存じだろうか。1979年生まれ、福岡出身。福岡大学を経て2001年のドラフト会議で阪神タイガースに入団後、広島東洋カープ→オリックス・バファローズ→横浜ベイスターズ(現:横浜DeNAベイスターズ)と、4球団を渡り歩いた。

 喜田選手は2002年に行われた第14回アジア競技大会では、日本代表チームに参加。チームの主軸として活躍し、チームの銅メダル獲得に貢献した。

■お嬢様大学の現役女子大生がプロ野球選手の妻へ

 今から約13年前、神戸のお嬢様大学に通う女子大生だった彩子さんは、人気球団・阪神タイガースのイケメン選手である喜田剛さんと出会った。共通の知人の紹介で知り合った2人。その当時、剛さんはプロ4年目で期待されていたが、結果を出せずにいた。

 そんな剛さんと彩子さんが交際を始めて8カ月後に思いもしない事態が起きる。シーズン途中に、剛さんが広島にトレードされたのだ。このとき、彩子さんは大学4年生。突然のことに驚いたものの、彼の真面目な人柄に惹かれ、なんと在学中に結婚し、夫とともに広島についていった。

 妻・彩子さんはそのときを振り返る。

 「主人がまた新しい場所で頑張れたらいいなと。一花咲かせてほしいなっていう気持ちで広島に行きました」(彩子さん)

 夫は奮起し、妻のためにも、結果を出すと誓った。すると、プロ初ホームランを打ち、さらには、重要な試合でサヨナラヒットを放つ大活躍を見せた。

 年俸は1000万円にアップ。そして、結婚2年目には、長女が誕生。彩子さんは、プロ野球選手の妻として、家庭を守り幸せを噛みしめていた。

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