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「照明上手な家」で元気になる【全文公開】

2018/6/21(木) 5:00配信 有料

文春オンライン

「照明上手な家」で元気になる【全文公開】

寝室はできるだけ暗く

どんなに文明が進歩しても体のほうは原始時代とそう変わらない。昼間は日光を浴び、夜は真っ暗闇が健康にはベスト。ところが日本の家は昼間は暗いのに、夜は光メタボ。日本の夜はどこも明るすぎるが、せめて家だけは「照明上手」になって元気な体を取り戻そう。

◆ ◆ ◆

 現代の日本人は、日中に浴びる「光」が足りない。そのために認知機能障害やうつ、糖尿病、高血圧、夜間頻尿、肥満などさまざまな病気のリスクが高まる可能性があるという。

 奈良県立医科大学准教授で、予防医学専門の医師でもある大林賢史氏らは、2010年より「平城京スタディ」と命名し、奈良県に住む60歳以上の男女1127人の住宅調査を開始した。室内の光や温度の測定、それに住人の血圧や睡眠の質、うつ症状検査、血液や尿の検査などを行い、「住居と健康」の関連を調べている。

住宅の一戸一戸に踏み込み、さらに1000人以上まで対象を広げた大規模な住環境の研究は、世界でも他に類を見ない。

 大林氏が語る。

「700万年という人類の進化の過程で、電球が発明された140年前から光の浴び方が急激に変わりました。日の出とともに起き、日の入りとともに真っ暗闇の中で眠っていた古代人と比べると、現代人は日中に外に出ることが少なくなり、夜は外よりも明るい中で過ごしている。1日に浴びる光の量の“振幅(メリハリ)の少なさ”が健康に影響をおよぼしているのではないかと考えています」 本文:5,213文字 写真:7枚 ...

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笹井 恵里子/週刊文春 2018年6月28日号

最終更新:2018/9/13(木) 14:40
記事提供期間:2018/6/21(木)~2019/2/16(土)
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