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竹増貞信「熱を伝播させ『生きている会社』に」<コンビニ百里の道をゆく> 〈AERA〉

6/25(月) 16:00配信

AERA dot.

「コンビニ百里の道をゆく」は、48歳のローソン社長、竹増貞信さんの連載です。経営者のあり方やコンビニの今後について模索する日々をつづります。
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 組織を動かすには、動機づけを行う「リーダーシップ」と戦略を実行する「マネジメント」が重要とよく言われています。この両方には“熱”が欠かせません。外資コンサル大手のローランド・ベルガーの日本法人会長・遠藤功さんが書かれた『生きている会社、死んでいる会社』を最近読みました。

 熱がなければ、創造はできない。経営トップが熱を持たなければ、どんな精緻な経営計画を立てても結果を出すことはできないと書かれています。「理」の前に「熱」が不可欠だという主張は、私もその通りだと思います。

 ローソンでは、昨年10月末、看板商品であるおにぎり屋を15年ぶりに全面刷新しました。商品本部では様々な苦労もあったでしょう。でも、絶対に15年前の衝撃を超えるおにぎりを創るんだという思いがチームを動かしました。

 さらに、マーケティング本部では社内外で大々的にイベントを実施。私も渋谷でおにぎりのかぶり物を身に着け、道行く人々に新しいおにぎりを食べていただきました。その熱が発売前から加盟店のみなさんにも伝わり、発売と同時にお客様の評価に生まれ変わり、リニューアルは成功を収めたと言えるでしょう。

 こうした小さな積み重ねが、大きな盛り上がり、すなわち会社の変革へとつながっていくのだと思います。そして、大変革を起こすためには、一人ではダメ。熱を広く伝達する仲間が大切です。ローソンでは10人くらいのスーパーバイザー(SV)を部下に持つ支店長が、これにあたります。

 要となる支店長が、熱への強い賛同と高い実行力をもって、地域の加盟店のみなさんやSVを巻き込んでいく。そのためには鬼にも仏にもなり、仲間を引っ張る強い意志が大事です。全国でこれが実現すれば、ローソンは「生きている会社」として存在し続けることができます。

 もちろん、私も「熱き経営者」となり、支店長たちがどんどん燃え上がるように「熱」を注入していきます!

※AERA 2018年7月2日号

最終更新:6/25(月) 16:00
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