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リオの銀から2年。日本スプリント勢が再び輝くには飯塚翔太が必要だ

6/22(金) 8:04配信

webスポルティーバ

 2016年リオデジャネイロ五輪4×100mで、日本が過去最高となる銀メダルを獲得してから早2年。2走を走った飯塚翔太(ミズノ)は五輪翌年の2017年、布勢スプリントの100mでケンブリッジ飛鳥(ナイキ)などを抑えて10秒08の自己新で優勝を飾った。

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 続く、日本選手権の200mでは、サニブラウン・ハキーム(東京陸協→フロリダ大)と藤光謙司(ゼンリン)に敗れて3位に終わったが、8月の世界選手権の200mでは準決勝まで進み、4×100mリレーで再び2走を務めて銅メダルを獲得と、いぶし銀的な存在感を発揮し続けている。

 そんな飯塚は、リオでの銀メダルをこう評価する。

「(五輪後)すごくいい影響が出て、あそこから一気にレベルが上がったと思います。(翌年の)秋には桐生(祥秀)くんが9秒台を出したり、山縣(亮太)くんも10秒00を出して、多田修平くん(関西学大)のような新しい選手も出てきました」

 また、個人ではなく、リレーでメダルを獲ったことにも意味があったという。

「今までは『個人で調子がいいから、リレーもいける』と考えていたけれど、逆のパターンで『リレーで調子がいいから、個人でもいける』という考えになって、自信がついたと思います。僕自身、(リオの)個人レースでは、予選落ちで納得はしてなくて複雑ですが、国内ではお客さんの数が増えているし、これまでならテレビでやらないような記録会でさえニュースで取り上げられるようになった。だから、僕らも一つひとつの試合に対する気持ちが高まって、練習も頑張れるようになっていると思います」

 ただ、本職の200mに関しては、リオが終わってからどういった走りを求めようか考えることが多かったという。リオの年は6月の日本選手権で20秒11の自己ベストを出し、7月のダイヤモンドリーグモナコ大会では20秒39とまずまずの状態だった。しかし、リオでは20秒49で予選落ちという結果。

 2017年の100mでは自己ベストを出せたが、日本選手権の200mではいいレースができたという手応えはなかった。

 ようやく8月に行なわれた世界選手権ロンドン大会で走った2レースは、予選、準決勝ともに「やっと最後まで走りきれた」と手応えを感じた。

「あの時は、予選も準決勝も前半から思い切っていけました。後半もガムシャラにいけたのは、去年(のレースのなかで)初めてだったんです。その手応えがすごくよくて『これは面白いな』と思って。自分のパフォーマンスはあれが限界ではなくて、前に進んでいるなという感覚でした。スタートで遅れて前を追いかけたら足が上がらなくなって終わったというのではなく、先が見える結果でした」

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