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コロンビア選手に聞く日本戦。「15番のアタッカーの質が高かった」

6/22(金) 8:11配信

webスポルティーバ

「(開始3分で)10人になってしまったことで、我々コロンビアには苦しい展開になった。その後、よく挽回して同点に追いついたと思う。できるだけのことをやったが、後半は10人で戦ったことが体力的にも響いた。もし11人対11人のままだったら、違う展開になっていただろうけど……」

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 ロシアW杯初戦で日本に金星を献上したコロンビアのFWホセ・イスキエルドは、神妙な顔つきでそう語った。

 そこに、コロンビア人記者たちが矢継ぎ早に質問をかぶせた。

――5000万人のコロンビア国民が、この結果に大変なショックを受けています。私たちは立ち直ることができるのでしょうか?

「真っ先に頭を上げ、胸を張って戦わなければならないのは我々選手だ。グループリーグはまだ2試合残っているわけで、自分たちはこれまでも苦しいシチュエーションのなかで戦い、切り抜けてきた。今回もそうなるはずだと確信している。たったひとつの敗北で、自分たちのやってきたすべてを否定するべきではない」

 イスキエルドは言葉を絞り出すように言った。

「失態」――。

 コロンビア側から見たら、日本戦の結果はそれがすべてなのだろう。チームのエースであるハメス・ロドリゲスは、敗戦を受け入れられない様子だった。日本人選手があらかた出た後に、ようやく現れたミックスゾーンを無言で通り過ぎている。親しい記者に対してさえも、一瞥(いちべつ)をくれたのみだった。

 では、彼らから見た日本の戦いとはどうだったのか?

「日本は戦術的にとても整然としていたし、規律正しかった。個人の能力も高い。それはわかっていたつもりだ」

 コロンビア代表でACミランに所属する31歳のディフェンダー、クリスティアン・サパタはそう振り返っている。この日は先発から外れたものの、温厚で誠実な性格で、コロンビアのディフェンスリーダーを長年務めてきた。それだけに、彼が発する言葉は説得力があって、重い。

「我々が日本を侮った? そういうことは決してない。コロンビアはブラジルW杯でも日本と対戦し、そのクオリティの高さを知っている。謙虚に挑んだつもりだよ。しかし、サッカーの世界では常にこうしたことが起こってしまうんだ。

 正直に言えば、もし(退場になった)カルロス・サンチェスがピッチにいたら、中盤でガツガツ戦って、ボールを奪い返しまくって、自分たちのペースで戦えていたんじゃないかな、と思うところはあるよ。でも、それは”たら、れば”だから。開始まもなくの退場だったことで、どうにも厳しい状況になった。10人で長い時間を戦わざるを得ず、それぞれの選手の体力的な消耗も激しかったね。後半は疲れがピッチで出てしまった。こうなると、とても難しい。

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