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「GK川島は100%外す」 元日本代表FW城彰二が提言、セネガル戦の理想布陣

6/22(金) 10:48配信

Football ZONE web

【98年W杯日本代表・城彰二の視点】歴史的勝利を生んだ「コロンビアの自滅」

 願ってもないプレゼント――日本代表が2-1と歴史的な勝利を収めたロシア・ワールドカップ(W杯)初戦コロンビア戦の最大の勝因を挙げるなら、やはり前半3分に起きた退場劇に尽きるだろう。

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 もちろん、そこに至るまでの大迫勇也の飛び出しからの粘り、こぼれ球に素早く反応しシュートを放った香川真司のプレーは素晴らしかったが、それがコロンビアのカルロス・サンチェスのハンドを招き、一発退場となる展開など両チームの監督が描くプランには全くなかったはずだ。このPKを香川が冷静に決めて先制。日本の試合への入り方はこれ以上ないほど完璧なもので、相手が早々に一人いなくなったことで選手も精神的に少し楽になったと思う。

 その後、数的優位に立ったからといって攻め急がず、しっかりとボールを回しながら相手を動かしていった戦い方も、時に攻めあぐねているように見えたかもしれないが、90分間をトータルで考えると効果的だった。本当に日本にとって誤算と言えるのは、前半39分のFKでの失点のみ。明らかにGK川島永嗣が止めなくてはいけないシュートであり、あれが入ってしまうあたりに最近の彼の調子の悪さが表れていた。

 最終的に、国際大会で勝負の分かれ目となる重要なセットプレーから大迫がゴールを奪い、日本は白星スタートという最高の結果を手にすることができた。出場した過去5大会の初戦で勝ち点1以上を獲得すれば(2002年大会はベルギーに2-2、10年大会はカメルーンに1-0)、日本は必ずグループリーグを突破する――そんなポジティブな声が日本のメディアやファンから聞こえてくるが、選手はもちろん楽観視などしていないだろうし、私も国際大会はそんなに甘いものではないと思っている。

「2勝1敗」でグループリーグ敗退となったアトランタ五輪の苦い記憶

 コロンビア撃破の要因は、冒頭で述べた開始3分の退場劇のほかに、相手のコンディションが驚くほど悪かったことが挙げられる。その筆頭と言えるのがスタメンを外れたハメス・ロドリゲスで、彼は試合前のウォーミングアップで一度もピッチに姿を現さなかった。おそらくホセ・ペケルマン監督も日本戦に出すつもりはなく、急きょ出場させる形になったのだろうが、明らかに体は重く、流れを変えられなかった。

 前半31分にスピードが脅威だったフアン・クアドラードをベンチに下げたのも、日本にとっては追い風となった。ある意味、開始早々の退場でプランが狂った「コロンビアの自滅」と言えるゲームであり、決して日本が内容で圧倒できたわけではない。

 もちろん、W杯の舞台で初めて南米勢に勝利したことは選手の自信につながるし、世界に与えたインパクトも大きい。チームの雰囲気もさらに良くなっているが、グループリーグはあくまでも3試合トータルでの戦い。私が出場した1996年のアトランタ五輪でも、初戦でブラジルに1-0で勝利して“マイアミの奇跡”として話題になり、3試合で2勝1敗の成績を収めながら3位に終わりグループリーグを突破できなかった。コロンビアに初戦で歴史的な勝利を収めたからといって、日本のベスト16進出が保証されたわけではない。

 とにかく、残り2試合で少しでも多くの勝ち点を手に入れること。第2戦で戦うセネガルも、初戦でポーランドを2-1で破り勢いに乗っている。この難敵を相手に、日本はいかに戦えばいいのか。

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最終更新:6/23(土) 0:28
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