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「しゃべる」と「話す」の違いとは? 一瞬でハートをつかむ「しゃべりの技術」

6/24(日) 20:11配信

ライフハッカー[日本版]

子どものころから人と接するのが苦手で、人間関係の悩みが軽くなることはなかったと明かすのは、『空気を読まずに0.1秒で好かれる方法。』(柳沼佐千子著、朝日新聞出版)の著者。社会に出ても同じだったといいますが、そんななか、コミュニケーションスキルについて勉強し、「実験」を繰り返していったのだそうです。そして、その結果、気づいたことが。

【画像】「しゃべる」と「話す」の違いとは? 一瞬でハートをつかむ「しゃべりの技術」

20年の間、試行錯誤を重ねる中で、私は徐々にやりすぎと言えるほどの表情や身振り・手振りをすると、相手からプラスのリアクションを得られることに気づきはじめます。そして、それは、相手の人柄や様子に合わせなくても、どんな相手に対しても同じでいいことがわかったのです。 (「プロローグ」より)

そうした大げさなほどの表情や身振り手振りは、好感を持ってもらうための「かたち」だと著者はいいます。それは武道や茶道などの「型」に近く、身につければ誰でも、どんな相手からも好感を引き出すことができるのだそうです。

この「かたち」を本書ではわかりやすく「フォーム」と呼ぶことにします。 この「フォーム」は、「相手の表情を読むのがヘタ」「空気を読めない人だと言われる」と悩んでいる人も、気軽に実践できます。なぜなら、空気を読む必要がないからです。むしろ、この本でお伝えする方法では、空気を読んではいけません。言い換えると、「空気を読まない」から好かれるのです。それが、この方法の画期的なところです。 (「プロローグ」より)

こうした考え方を軸として、本書では「顔のつくり方」から「伝え方」までを、経験に基づいて幅広く解説しているわけです。きょうはそのなかから、「しゃべり方」に焦点を当てたChapter 3「一瞬でハートをつかむ『しゃべりの技術』」を見てみることにしましょう。

正しく話せなくても大丈夫

著者によれば、しゃべりの技術のなかで最も重要な要素は「声」。しかし難しいことではなく、とてもシンプル。「美声ではないから」と、声の質で諦める必要はないのだそうです。

声は、その人の状態を如実に表すもの。たとえば相手の声を聞いて「あれ、なにかいいことがあったのかな?」と感じることもあれば、「きょうは体調がよくないのかな?」「いつもと違うな」と感じることがあるもの。

うれしいことがあったり、機嫌がいいときは、声のトーンが高めになり、声量も増すことになります。逆に気分が乗らない、体調がイマイチなときなどは声のトーンが低くなるので、その人の状態がなんとなく伝わるということ。

だとすれば、自分で意識して声の出し方をコントロールできれば、「なんとなく感じが悪い」と思われることなく、「いつも明るくていいね」と思わせることができるというわけです。

そして、しゃべりの技術で大切なのは、正しく、美しく話すことを追い求めることではないと著者は断言しています。そして、ここで引き合いに出されているのが「メラビアンの法則」です。

「話し手が聞き手に与える印象は、表情などの視覚情報が55%、声や話し方などの視覚情報が38%で、話の内容は7%に過ぎない」というメラビアンの法則をご存知の方もいるでしょう。 この法則は、アメリカの心理学者であるアルバート・メラビアンが、話し手が発する言語情報、聴覚情報、視覚情報が矛盾している場合、聞き手はどの情報を優先するか、という実験結果から導き出したものです。(34ページより)


メラビアンの法則では、話す内容(言語情報)と見た目(視覚情報)や声などの聴覚情報が矛盾している場合、人は話す内容よりも見た目や声の様子を頼りに内容を判断します。(86ページより)

つまり、商品の説明や言葉での案内など、伝えたい内容が同じであるとき、相手の感情に訴えかけることができれば、相手はこちらにより好印象を抱くともいえるというのです。正しく話すことに力を注ぐより、相手から「話していてわくわくする」「ほっとする」と感じてもらえるように注力する。それが最も大切だということ。

そして相手が「この人は私の話を聞いてくれて、話しやすい」と思えば、こちらから聞き出そうとしなくても話してくれるようになるといいます。だからこそ、その状態に持っていくことが大切だというわけです。(84ページより)

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