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「新入社員の指導」で疲弊しないためのヒント

6/25(月) 6:00配信

東洋経済オンライン

 こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

 どこの職場も慢性的な人手不足が解消されずに、人の出入りが多いことで、新しい人の教育や指導でさらに仕事が増えるという悪循環に悩まれているという相談を多く受けます。派遣社員はもとより新入社員でもすぐに辞めてしまうという現状。ただでさえ忙しいのに手間が増えてしまい疲弊している例を挙げてみます。

■「小職さん」って誰? 

 とある新入社員から「おしょくさんって、どの方でしょうか」と聞かれたAさん。話を聞いてみると、一斉送信されたメールに、「この件に関する質問や問い合わせは、小職(しょうしょく)まで」とあったとのこと。

 メールを発信した管理職が、へりくだって使う自分を示す言葉ということを理解せずに、小職さんって誰? という質問をしてきたわけです。

 もともと官職が使う言葉ですが、今では一般に管理職の方が使われている中、こういったビジネスで使われる用語を理解していない社会人が増えています。また、基本的には、目上の人に対して使う言葉ではないにもかかわらず、上司への報告メールの中で、部下が「ご返信は小職まで」と使用してくるケースもあります。

 ある程度の地位のある人が下の人に使う言葉というのを誤認して、相手を不愉快にさせてしまうのです。社内ならいざ知らず、お客様に対してこれを使ってトラブルになるといったことは避けたいものです。

 管理職でも、女性は使わない表現ですので、気をつけましょう。

 同じく目下にしか使わない言葉に「ご苦労様です」という言葉があります。

 「おはようございます」や「こんにちは」の代わりに「お疲れさまです」が多用されることが多くなっていますが、「お疲れさまです」は自分と同等か目上の人に使う言葉なので、目下に使っても問題はありません。しかし、「ご苦労様」は注意して使う必要があります。目上の方にはもってのほかですが、たとえ同等であっても相手からすると「偉そう」ととらえられかねません。「お前にご苦労様なんて言われたくない」と内心腹を立てられることも多いのです。使い分けられないのであれば、「お疲れさまです」に統一したほうが無難です。

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