ここから本文です

日本代表が2戦連続で見せた名勝負。西野采配が当たるのには理由がある。

6/25(月) 11:46配信

Number Web

 かくもスリリングな攻防を日本代表が演じるのは、いったいいつ以来だろう。セネガルに先制され、追いつき、突き放され、また追いついた。6月24日に行なわれたグループリーグ第2戦は、2-2のドローに終わった。

【動画】カゼミーロ、練習中なのに娘の愛くるしい行動にメロメロ。

 勝点1を分け合ったのは同じでも、結果の受け止め方は対照的だ。

 「正直に言って、みんなとてもがっかりしている。勝てると思っていたのに」

 こう話したのはセネガルの主将サディオ・マネである。指揮官アリウ・シセも、失望感を隠さなかった。

 「もちろん残念に思っている。日本のほうがいいプレーをしていたのでは。今日はあまりにもミスが多かった」

 セネガルのあとで記者会見に臨んだ西野朗監督も、満足感に包まれていたわけではない。「相手のコンタクトやスピードに徐々に慣れていったので、これは好転していくという感じがあった。徐々に日本のほうが走れたし、ボールも動かせた。勝ち切りたかったという思いが当然ある」と悔しさを口にしながらも、「セネガルは非常にタフなチーム。次につながる内容と結果だった」と、自らを納得させるように話した。

乾の一撃で取り戻した自信。

 11分に先制点を奪われる展開は、シナリオとしてかなり悪い。それも、個人の判断ミスが重なったうえの失点である。このまま試合の流れを持っていかれる可能性はあり、実際に決定機をつかめないままセネガルにゴールを脅かされた。

 それだけに、34分の同点弾が価値を持つ。乾貴士の右足シュートはスコアをタイに戻すだけでなく、コロンビア撃破でつかんでいた自信を呼び覚ますものでもあった。

 前半を終えてロッカールームへ戻ってきた選手たちは、「自信に満ちていた」(西野監督)という。

 果たして、彼我の身体能力の違いが、後半は目に余るものでなくなっていく。セネガルがポーランド戦ほどの力強さを感じさせなかったところはあるが、逆説すれば日本は中4日でしっかりとコンディションを整えてきた。コンディショニングを誤ったブラジルW杯を教訓にしている、と言うことができるだろう。

1/3ページ

最終更新:6/25(月) 17:11
Number Web

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sports Graphic Number

文藝春秋

957号
7月19日発売

特別定価610円(税込)

World Cup Russia 2018 The Final

【決勝詳報】 フランスvs.クロアチア「20年ぶりの歓喜」
【クローズアップ】 ムバッペ/モドリッチ