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「ハセが言ってました?」 西野監督が驚嘆、選手に謝罪で団結「本意でない選手も…」

7/1(日) 21:20配信

Football ZONE web

W杯ポーランド戦のパス回しで賛否、西野監督がチーム内ミーティグで言及

 日本代表は現地時間2日、ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦ベルギー戦に臨むなか、30日に取材に応じた西野朗監督は、W杯グループリーグ第3戦ポーランド戦(0-1)の終盤で消極的なパス回しを選択した件について、改めてミーティングで選手たちに謝罪したと明かした。

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 日本はポーランド戦に引き分け以上で自力でのグループリーグ突破が決まるなか、後半14分に被弾。そのまま終えると他会場のコロンビア対セネガル戦の結果次第という状況となり、この時点では日本も反撃の意思を見せていた。だが後半29分にコロンビアが先制した情報が日本ベンチに入ると状況が一変。後半37分、FW武藤嘉紀に代わってMF長谷部誠を投入し、以降の日本はリスクを負って攻めるのを止めた。

 失点せず、イエローカードも受けずに終えるというプランの日本は、後方で安全なパス回しを徹底。結果的にイエローカード2枚差の「フェアプレーポイント」でセネガルを上回り、三度目の16強進出を決めている。

 ポーランド戦直後の会見で意図を説明していた西野監督だが、チーム内のミーティングで改めて選手たちに直接謝罪したという。キャプテンのMF長谷部誠がそのひと幕を語っていたことを聞いた西野監督は「あ、ハセが言っていましたか?」と一瞬驚くと、すぐさま「会見で話したことですよ」と続けて次のように語っている。

指揮官の心情を汲む選手たち…「その采配は正しかった」

「本意ではないなかでやらせて、戦わせて、ブーイングがあるなかでピッチに立たせたということに対しては、そういう戦術を与えた自分がいる」

 選手たちに自らの思いを語りかけたという指揮官だが、その一方で決断の苦悩も口にしている。パス回しを指示したなか、ピッチ上の選手たちが必ずしも心情的に同じ思いを抱いているわけではなかったと補足した。

「それを実行してくれた選手たち。あの形が本意と思って戦っている選手もいたし、そうでない選手もいたと思う。でも自分の中でどっちかに振れた戦略・戦術を与えないといけない。あの瞬間的な中での選択だった」

 ポーランド戦終盤に見せた日本の戦いぶりに対して賛否が渦巻いている。指揮官も「勝てばいい、結果が出ればいいということだけではもちろんないと思う」と重々理解しているだけに、選手たちに改めて謝罪した形だ。もっとも選手たちも指揮官の心情を汲んでいる。

「落胆された方も大勢いらっしゃると思いますけど、それでも結果的にベスト16に入れたのはポジティブ。その采配は正しかった」(FW武藤嘉紀)

「究極の決断をさせてしまった」と選手も反省 ミーティングで改めて一致団結

「監督は、責任は自分にあると言っていた。選手としては、そういうチョイスを取らせてしまったことによる責任はすごく感じている。僕らが2-0、1-0で勝っていればそんなことをする必要はなかったし、究極の決断をさせてしまったのでチームとして責任を感じています」(DF酒井宏樹)

 このミーティングの効果は絶大だったようだ。「次に向かって選手、監督、スタッフが参加して、同じ方向を向いてやろうということになった」(長谷部)。チームは改めて一致団結し、ベルギー戦に臨む。

大木 勇(Football ZONE web編集部) / Isamu Oki

最終更新:7/1(日) 21:30
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