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アジアを腐敗まみれにして属国化する中国の罠

7/4(水) 6:00配信

JBpress

 マレーシアのナジブ前首相(以下、ナジブ氏)が3日、政府系投資会社「1MDB」に関連した公金不正流用疑惑などで、ついに逮捕された。

 同事件では、ナジブ氏が首相在任中に同投資会社から約7億ドル(約780億円)を不正に受領していた疑惑だけでなく、家族や関係者を含め約45億ドル(約4900億円)にも上る公的資金を横領したと見られてきた。

 4日、裁判所に出頭したナジブ氏は、1MDBの公的資金を不正に受領したなどの背任罪などで起訴されたが、 全面的に無罪を主張。

 「マハティール政権による政治的報復で、身の潔白を明らかにする」と来年2月に予定される公判で、徹底抗戦を張ると主張した。

 本コラムでは、2015年3月、ナジブ氏の同不正流用疑惑に関して、日本のメディアで初めて報道して以来、同事件の連載を通じ、疑惑の真相追及に迫ってきた。

 (http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/43250、マレーシア政府系投資会社の巨額不正疑惑が明るみに、http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/43277、マレーシア首相一家と蜜月 大富豪ジョー・リーの謎、http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/50575、世界のスーパースターの汚染が明るみに)

 米国、スイス、香港、シンガポール、ケイマン諸島(英国領土)など世界6か国を舞台に展開されたこの国際的なマネーロンダリング事件。

 2016年、2017年、米国が「米国史上最大の泥棒政冶による公金横領事件」と糾弾し、民事訴訟を起こす中、マハティール首相が選挙戦での公約通り、5月の政権交代直後から大捜査線を張り巡らせてきた。

 一方、ナジブ氏は米国の著名な弁護士を雇い、個人口座に振り込まれた資金に関し、「サウジアラビアの王室による個人献金」と主張し、一貫して疑惑への関与を否定している。

 しかし、捜査当局は5月中旬からナジブ氏の複数の私邸など関係先を捜索し、6月27日、押収した宝石類、現金、高級ブランドのバッグや時計などの総額が約2億2500万ドル(約250億円)に上ることを公表。

 警察は「史上最大の押収額」と驚きを隠さない。

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最終更新:7/5(木) 8:50
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