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韓国メディアが見た日本。「サッカーがなぜ美しいかを証明した最高の試合」。宿敵も賛辞【ロシアW杯】

7/5(木) 10:10配信

フットボールチャンネル

 日本代表は現地時間2日、ロシアワールドカップ・決勝トーナメント1回戦においてベルギー代表に2-3で逆転負けを喫した。この一戦を、韓国メディアはどのように報じたのか。(文:キム・ドンヒョン【韓国】)

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●稀代の名勝負も悔し涙の日本。韓国メディアもエール

 サッカー日本代表がW杯史に残る名勝負を演出するも後半アディショナルタイムでの失点に悔し涙を流した。だがこの戦いぶりに韓国メディアもエールを送っている。

 日本代表は現地時間2日、ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦でベルギー代表と対戦し、2-3で敗れた。

 素晴らしい戦いぶりだった。後半12分まではベルギーを中盤から圧倒した。3バックを使う相手にサイドが活性化し、スペースを有効活用。その上、原口元気や乾貴士のスーパーゴールでベルギーを窮地に追い詰めた。史上初のベスト8入りもあと30分というところだった。

 しかし世界ランキング3位のベルギーは甘くない。長身のマルアン・フェライニを投入してから一気に流れを変えていく。2-0の状況は瞬く間に2-2となってしまった。日本が守備での甘さを露呈すると、そこを突いての同点劇だった。

 そして後半終了間際。本田圭佑の無回転フリーキック直後のコーナキック。この場面で自陣に残った守備陣が少ない状況。その中で相手が一気にカウンターを仕掛けてきた。これがナセル・シャドリまで繋がり、決勝ゴールを許してしまった。日本にとっては悪夢のような結末だった。

●日本に厳しい韓国メディアの反応は?

 だが、この戦いに韓国メディアも暖かいエールを送った。韓国スポーツ新聞『スポーツ東亜』は「日本は負けた。だが立派な戦いだった。ベルギーを崖っぷちに追い詰めたが、ベスト8には一歩届かなかった」と惜しんだ。同メディアはまた「グループリーグ第3戦でのひどいボール回しで全世界から非難された。しかし今回の善戦で日本サッカーの底力を見せつけた」と高く評価した。

 大手日刊紙の『韓国日報』も紙面を割り当て、日本の戦いぶりを称えた。同新聞は「日本のW杯の旅はここで終わってしまった。それでも日本は自分たちのスタイルを貫き、はっきりとしたカラーのサッカーを披露し、底力を見せた」と称え、「敗北したもののショートパス中心の簡潔な和製サッカーを取り戻したことや国際舞台での競争力を立証したのは大きな意味合いを持つ」と伝えた。

 オンラインメディアの『オーマイニュース』もこの試合を「最高の試合」と称えた。同メディアは「アジアサッカーに残った最後のプライドを、日本は守り抜いた」とし、「自信あふれるテクニックや組織力でベルギーを窮地に追い詰めた」と称えた。

 また「この試合はサッカーがなぜ美しいか、なぜ我々がW杯を待ち続けたかを、証明した最高の試合」と絶賛した。日本に厳しい韓国メディアでさえもエールを送らざるを得ない、ベストマッチだったに違いない。

(文:キム・ドンヒョン【韓国】)

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