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7.10プロデュース興行直前! 長州力に聞く「良いプロレスラー」の基準とは?

7/5(木) 6:14配信

週プレNEWS

7月10日、長州力プロデュース興行の第2弾「POWER HALL2018~Battle of another dimension~」が開催される。

メインイベントの6人タッグマッチで長州は全日本プロレスの秋山準と初対決し、"入りそうで入らない"長い入場パフォーマンスで話題沸騰のWRESTLE―1の黒潮"イケメン"二郎とも初遭遇を果たす。さらには今年1月の興行で「プロレス辞めたほうがいい」と"引退勧告"を突きつけたDDTの巨体コミカルレスラー伊橋剛太の参戦も決まり、注目を集めている。

66歳の今も現役を続ける長州にとって、「良いプロレスラー」とはなんなのだろう? 大会直前でピリピリムードを漂わせる長州に、彼のプロレス哲学を聞いた!

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今回の興行の目玉とも言えるのが、秋山準の参戦。意外にも長州とは初対決となる。

「よく参加してくれたよね。今の全日本を見ていると頑張っているなと思いますよ。体の大きな選手もいるし、懐かしいというか、自分たちがやってきた時代とマッチしているというか、プロレスの醍醐味を見せている。その中で秋山は舵取りをしているわけでしょ?」

秋山は2014年に全日本プロレスの社長に就任。経営危機に直面していた団体の改革を進め、復活に導いた立役者だ。選手としても若手の壁となり、「経営者」と「トップ選手」の2足のわらじが、40代半ばにして秋山の強さに磨きをかけたとの評価も聞く。

「大変だと思いますよ。でもそのあたりは秋山にしかわからないこと。僕にはわからないし、知ろうとも思わないですね。あとはリングに上がったときに自分がどうなるか。そういう部分では楽しみですね」

長州と秋山は同じ専修大学レスリング部出身。確かなレスリング技術に裏打ちされたトップレスラーという共通点がある。その意味では、かつて長州の付き人を務め、秋山とはプロレスラーとして同期でライバルでもある、新日本プロレスの永田裕志のことはどう評価しているのだろう? 永田は日本体育大学レスリング部時代に全日本大学グレコローマン選手権で優勝するなど、数々の実績を持つ。1995年の新日本とUWFインターナショナルの全面対抗戦では、横浜アリーナでの前哨戦で、長州は永田をパートナーに大抜擢している。

「あの頃の永田はアマレスから転向して間もない頃ですからね。あいつはグレコの学生チャンピオンだったから、言ってみればバリバリ。そう簡単には倒されないですよ。だからあれは、僕なりのUに対する"シュート"です」

"シュート"とは真剣勝負を意味する。加えて「でも、あいつはキレやすいんですよ。あのときもなんかそんな感じでしたよね」と永田がキレていたことを明かしつつも、信頼を寄せていたことがわかる。

今大会に話を戻すと、もうひとつの目玉とも言えるのがWRESTLE―1の黒潮"イケメン"二郎との初遭遇だ。「この選手は、僕は一番接点が薄いんですよ。たまに道場でテレビを見ていると試合をやっているぐらいで、印象っていうのもそこまでないんです」と話す長州。ふたりを繋ぐのは、新日本プロレス時代から互いをよく知る武藤敬司の存在だ。

「どっかで敬司が彼のことを『これからの時代に合っているレスラー』と言ってたんだけど。何をもってそう言っているのかわからないんだけど、それはいいことじゃないですかね。彼には彼のスタイルがあって、それを変えろとか、それがいいとか悪いとかいう時代ではないですよ。やっている本人は一生懸命やっているわけだから」

そして「敬司が言うそれは当たっているんじゃないですかね」と、"イケメン"が時代に合ったレスラーであることを認める。しかし、福山雅治の有名曲にのせた長い入場シーンで観客の心を掴む手法は、長州自身とはある意味、真逆。さらに空中技でも魅せるスタイルをどう思っているのだろうか。

「僕とはスタイルが違うとか言う人がいるけど、そんなことないですよ。僕は自分のスタイルが"重い"とは思っていないわけだから。(彼は彼のやり方で)いいんじゃないですか。僕に合わせることなんか全くない。逆に僕は僕で5秒から10秒くらいでパッパッと(リングに)上がっちゃう。それが僕のスタイル。スタイルというか僕なりの客との勝負ですよね」

その上で、自身のプロレスへの矜持をこう語る。

「僕は何度も言ってきたと思うけど、僕の試合で会場から笑いが起きたらそのままシューズぶん投げてリング降りますよ。そうなったら終わり。笑わせるのと笑われるのは全く違いますからね」

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最終更新:7/5(木) 6:14
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