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「一番悪い」「一番良くない」と選手が本音 日本代表の躍進を導いた意外な存在とは?

7/6(金) 14:00配信

Football ZONE web

“日本らしさ”を体現し、ベスト16進出に好影響を与えた練習場の劣悪なピッチ

 日本代表は現地時間2日、ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でベルギーと激突し、2点を先行するも追いつかれ、後半アディショナルタイムに痛恨の逆転ゴールを許して2-3で敗れた。日本初のベスト8進出は逃したものの、健闘ぶりに世界中から称賛が集まっている。そんな日本の躍進を導いた意外な存在があったようだ。

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 6月19日のW杯グループリーグ初戦コロンビア戦(2-1)では、開始早々に相手が一人退場して数的優位となり、MF香川真司のPKとFW大迫勇也の決勝ヘディング弾で勝利。W杯でアジア勢が南米勢から白星を挙げたのは初という歴史的1勝となった。同24日のセネガル戦は2-2ドロー、同28日のポーランド戦は0-1で敗れるも、イエローカード2枚差のフェアプレーポイントでセネガルを上回り、辛うじてグループ2位通過が決定。そして16強でベルギーと激突し、死闘を演じた。

 日本にとって、2002年日韓大会、2010年南アフリカ大会に続く三度目のベスト16入り。さらに決勝トーナメントでゴールを決めたのは今大会が初で、MF原口元気、MF乾貴士がマークしている。西野朗監督率いるチームは守備一辺倒にならず、パスを回しながらコンビネーションで打開を図るなど機動力や敏捷性を生かした攻撃を披露。選手や監督は「日本らしいサッカー」と口にしている。

 そうした“日本らしさ”を体現し、ベスト16進出に好影響を与えたのが、ロシアでのベースキャンプ地となったカザンの練習場だ。整った施設には選手も驚きの声を挙げていたが、意外にも日本の選手たちに安心感を与えていたのは劣悪すぎるピッチだった。

練習場はドリブラー泣かせ「それぐらい詰まる」 一転、試合会場では“やりやすさ”

「キャンプ地カザンが一番良くない。だから、なおさら試合のピッチが良いと感じる」

 そう語っていたのはDF槙野智章だ。カザンの練習場は芝の状態が良いとは言えず、そうしたなかで試合会場に行くと、状態の良い芝にやりやすさを感じたという。同様の意見を口にしていたのがMF宇佐美貴史だ。

「(試合会場の芝は)練習場より100%良いと思います。練習場が一番悪いから。試合会場に入ってそんなにビックリすることもないし、逆に練習会場がすごく良くて試合会場が悪かったらアレですけど、練習会場は一番サッカーするに関してはすごく劣悪なピッチなので」

 カザン練習場の芝はどれだけ劣悪だったのか。「ほぼドリブルできない状態。それぐらい詰まるし、ドリブルで運んでいるぐらいが一番乱雑に動く」と宇佐美は証言している。特にドリブラー泣かせの芝だったようだ。練習場ではボールがブレるような状態だったというが、そうした環境がポジティブに作用し、日本の選手たちは試合で落ち着いてプレーを披露した。

 結果的に練習場の劣悪なピッチが、日本の躍進に貢献したと言っても過言ではなさそうだ。

大木 勇(Football ZONE web編集部) / Isamu Oki

最終更新:7/6(金) 19:06
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