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ドイツ移籍のなでしこMF猶本、国内最終ゲームで誓った成長 「一発勝負の舞台でも…」

7/9(月) 8:20配信

Football ZONE web

フライブルク移籍前のラストゲームで先制ゴールを演出して最高の旅立ちに

 なでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)1部・浦和レッズレディースのなでしこジャパン(日本女子代表)MF猶本光は、女子ブンデスリーガ1部SCフライブルク移籍前ラストゲームとなる8日のなでしこリーグカップ第9節・日テレ・ベレーザ戦でフル出場。コーナーキック(CK)から先制ゴールをアシストするなど2-0の勝利に貢献し、最高の形での旅立ちとなった。

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 後半3分、猶本は左CKのキッカーに立つと、ファーサイドにボールを供給。そこに走り込んだDF長船加奈がヘディングシュートを叩き込んだ。猶本は「左からのコーナーは苦手で、最近ずっと練習していたので良かった」と笑顔で振り返った。

 その後、後半34分に追加点を挙げた浦和Lが2点リードのままタイムアップを迎えると、浦和ベンチの近くにいた猶本の元に一斉に輪ができた。もみくちゃにされながらも「本当に嬉しいし、ありがたいですよね」とチームメイトからの祝福を受け取った。

 猶本の名前が知られるようになったのは、日本開催だった2012年のU-20女子ワールドカップ(W杯)だ。3位に躍進したチームの中心にいた猶本は、当時の日本女子サッカーの象徴的存在だった澤穂希さんの後継者と言われた。しかし、本人は「実力もないのに取り上げられて、『やめてくれ』と思うこともあった」と回想。だからこそ、筑波大に通いながらの浦和Lでのプレーも「大学の勉強もサッカーのため。24時間サッカーのためにとやってきた」と振り返る。

「今までに思い描いていた選手像を一回壊した」

「パワー、スピードもそうだし、ドリブルもできなかった。そういう技術を身につけようとして、今までに思い描いていた選手像を一回壊した。そして毎日、今日はこれができた、というのを積み重ねて、毎日成長したいと思ってやってきた」

 その向上心と、自身の成長に自信が持てたからこそドイツへの移籍を決断した。2019年には女子W杯があり、再来年には東京五輪も控えている。猶本は「海外の選手を相手にしても、間合いやスピードに慣れて、一発勝負の舞台でも自分のプレーを出せるようにしたい。ドイツでも良いプレーができていれば、なでしこでも良いプレーができると思う」と、成長を誓う。

 昨夏にドイツから浦和Lに復帰した元なでしこFW安藤梢に1年間にわたる“マンマーク”をして、その経験を様々な言葉やプレーで受け継いできた。移籍セレモニーでその敬愛する先輩から花束を受け取った猶本は、さらなる高みを目指して海を渡っていく。

轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada

最終更新:7/9(月) 9:03
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