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【月刊『WiLL』(8月号)より】“アゴ足つき”米朝会談のカゲで 餓死する女性兵士の憐れ

7/10(火) 9:01配信 有料

WiLL

新しいステージへ

 私は米朝首脳会談が開催される前、『産経新聞』で安倍総理宛ての「公開書簡」を寄稿しました(6月6日付)。概略を言えば、北朝鮮の人権問題が解決されていないのに、非核化が実現されたとしても、通常の国家として直ちに認めるべきではないという趣旨です。
 さらに「ウェークアップ!ぷらす」(読売テレビ/6月16日放送)で、安倍総理と共演しました。私の話していることについて、黙ってうなずいてくれていたのが印象的だった。
 人権問題の最たるものが、拉致問題でしょう。拉致は人類の普遍的な価値「幸福を追求する権利」に反します。もっと言えば、北朝鮮の国家的犯罪行為です。
 日本はこれまで北に対して、融和政策を取り続けてきました。なだめすかして、ご機嫌取りをしてきたのです。でも、まったく成果を上げることはできませんでした。
 通常、国と国が交渉する際、善意を表せば、善意で返してくれる「ギブ・アンド・テイク」の関係を築くことができます。ところが、北の場合は、善意を示すと、それを相手国の「弱み」ととらえ、徹底的にそこを突いてくる。今度こそ、日本は不退転の決意で「拉致被害者全員帰国」という強い意志を示さなければいけません。
 しかも今回の米朝首脳会談で、トランプ大統領は、金正恩に対して文言はともかく、拉致問題について言及させることに成功しました。金正恩は「安倍首相と会ってもいい」と述べたと言われています。
 拉致問題は新しいステージに入ったと言っても過言ではありません。今までは、アメリカの頭越しに、拉致問題の交渉をすることはできませんでした。ところが、金正恩の発言からもわかるように、これからはアメリカに遠慮することなく協力を得ながら、日本独自の交渉を、すぐにでも始めるべきです。 本文:4,434文字 この記事の続きをお読みいただくには、WiLLプレミアム on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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李相哲(龍谷大学教授)

最終更新:7/10(火) 9:01
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