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こんな音に気をつけて。ときには聞こえなくても病気を引き起こす

7/11(水) 23:10配信

ライフハッカー[日本版]

中国駐在の米国人外交官が、アパートで「奇妙な音」を聞いた結果、頭痛、吐き気、難聴に苦しめられています。これは、2016年にキューバで起きた、24人の外交官が奇妙な音を聞いて同様の症状を訴えた状況と酷似しています。このように、音が病気をもたらすことはあり得るのでしょうか。

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刺激になるのは、音量より周波数

大音量の音が聴覚の損傷につながることは周知の事実です。ほかにも、睡眠を妨げたり、頭痛、ストレス、高血圧を引き起こします。ところが、音による問題は、大音量でなくても起こるようです。場合によっては、聞こえなくても問題につながることがあるのだそう。

音量よりも重要なのが周波数です。人間の耳は、20ヘルツから2万ヘルツの音を聞くことができます。この範囲より周波数が低い音や高い音は聞こえません。とはいえ、聞こえる聞こえないを問わず空気の振動は起きており、結果として身体にさまざまな影響を及ぼします。この記事では、そんな超音波、超低周波音について見てみましょう。

超音波が人体に与える影響は?

超音波とは、人間の可聴域の上限である2万ヘルツを超える音を指します。犬笛、コンセントに挿すタイプの虫よけ、コウモリの反響定位能力などは、超音波を利用しています。また、医療の分野では、妊娠中の胎児を見るときなど、画像診断にも使われています。

では、超音波は病気をもたらすのでしょうか。超音波を発する装置を人体に押し付けると、素早い振動(または共鳴)が組織を加熱することを示す証拠はいくつか見つかっています。ただし、それほど大きな影響ではありません。音は空気、水、その他の物質内を伝播する際に、急速に減衰します。そのため、人体を浸透して問題を起こすことは考えにくいでしょう。このことは、超音波を使った武器を研究していた米国軍が実現不可能と判断していることからもわかります。

聴力が衰えていない若者であれば、超音波はわずかに聞こえ、少しうっとうしく感じます。でも、それだけです。げっ歯類には超音波タイプの虫よけが発する音がよく聞こえるものの、いずれ慣れて再び戻ってくることが知られています。つまり、中国やキューバで問題を引き起こした犯人は、超音波ではなさそうです。

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