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名将オシム、スペインの代名詞“ティキ・タカ”に嫌悪感 「忘れ去られることを望む」

7/12(木) 11:34配信

Football ZONE web

母国メディアでロシアW杯に言及 「以前のような形でスターは出てこない」

 元日本代表監督のイビチャ・オシム氏が、ボスニア・ヘルツェゴビナのメディア「SPORT」のインタビューにおいて、開催中のロシア・ワールドカップ(W杯)についてコメントした。そして、スペインサッカーの代名詞的な存在である「ティキ・タカ」を、「忘れ去られることを望む。人々を退屈にさせる」と語った。

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 オシム氏はオーストリアのグラーツにある自宅でインタビューに応じたという。今大会全体については「人々は新しいスターの出現を望むが…」と前置きした上で、現代サッカーがそれを許さないものであることを話した。

「いつでも誰かが出現し、驚かせてくれることが望まれる。ただし、以前のような形でスターは出てこないだろう。今大会でもそうだ。フランスの(キリアン・)ムバッペは、孤独にプレーすることはできない。それは(リオネル・)メッシにも、(クリスティアーノ・)ロナウドにもできない。多くの人々は、一人でチームの先頭に立って引っ張るような選手を望むのだろうが、彼らにすらそれはできない」

 現代サッカーでは、元アルゼンチン代表MFディエゴ・マラドーナのような、一人で全てを決めるような選手は存在できないと語った。そして、2010年南アフリカ大会を制して世界を席巻したが、今大会では決勝トーナメント1回戦で敗退したスペインの代名詞「ティキ・タカ」について、オシム氏は強く否定的な言葉を残している。

「時間を浪費」「人々を退屈にさせる」とティキ・タカを否定

「このロシア大会で、ティキ・タカという言葉が忘れ去られることを望む。あれは時間を浪費する。何も起こらず、人々を退屈にさせる。世界は『もう十分だ』と言っている。人間は、卓球を見る時のように首を回すことができる。フットボールは生きていなければならない。これ以上のティキ・タカは不要だ」

 ショートパスの連続でボールを回すサッカーを「時間を浪費する」と、オシム氏は一刀両断にしていた。卓球を例えに出したことからも、よりダイナミックにゴール前に迫り合うサッカーが、今後求められているものだと示唆している。

 オシム氏が示唆する新時代のサッカーは、どのようなものになるのか。ポゼッション型のチームが次々に敗退したこのロシアW杯は、今後のサッカー界の流れとトレンドを示すものになると言えるのかもしれない。

Football ZONE web編集部

最終更新:7/12(木) 17:10
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