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信頼度最下位「朝日新聞」はどこが嫌われているのか

7/12(木) 7:00配信

デイリー新潮

オックスフォード大学のレポート

 英国のオックスフォード大学ロイター・ジャーナリズム研究所が発表した「Digital News Report 2018」の中の日本のメディアに関する1つのグラフが話題になっている。

 140ページ以上からなるこのレポートの中で、世界各国と並べて日本の現状についても2ページが割かれている。そこに掲載された「信頼度スコア」が問題のグラフ。

 10点満点で信頼度を採点するという趣向で上位からNHK(6.23)、日経新聞(6.08)と並ぶ中、朝日新聞は5.35点。読売(5.76)、産経(5.68)、毎日(5.63)なので、大手紙では最下位という結果が示されたのだ。

 これは同紙にとってはショッキングな結果かもしれない。

 信頼度が低下した理由を分析すれば、慰安婦問題や原発事故関連の誤報がダメージを与えた、という見方もできるだろうし、朝日に対して否定的なメディアの絶え間ない批判が奏功したという見方もできる。

 今でも朝日新聞に強いシンパシーを持つ人にとって、こうした批判は不本意だろう。しかし、一方で、長年のこうした批判に正面から向き合わなかったことが、信頼の低下につながった可能性はある。

平川教授のメッセージ

 東京大学名誉教授の平川祐弘氏は、著書『日本人に生まれて、まあよかった』の中で「『朝日新聞』を定期購読でお読みになる皆さんへ」と題した章を設けて、同紙に対する辛辣な批判を述べている。そこにあるのは、単発の誤報といった問題ではなく、より本質的な問題点の指摘だ。

 以下、いくつか印象的な文章を引用してみよう。

「朝日新聞社からは近年も、中国特派員を辞めた後、北京の日本向け宣伝誌『人民中国』の編集部に勤めた者がいました。こんな様(ざま)では公正な中国報道がなされるはずはない。
これでは日本の外務省のチャイナ・スクールの役人がたとえ北京の外交部へ天下りしても、新聞はそれを批判できなくなるではありませんか。
 それとも、あれもこれも職業選択の自由のうちでしょうか」

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最終更新:7/12(木) 11:21
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