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日本とフランス、「飲み会」はこんなに違った

7/13(金) 6:11配信

東洋経済オンライン

 いよいよ夏本番。日本の職場では「納涼会」と称して飲み会が開かれることが少なくありません。一方、フランスにも「Pot(ポ)」と呼ぶ簡単な飲み会があるとか。ただし、その内容は日本とは大違い。日本人女性でフランスに住むくみと、日本に住んだ経験のあるフランス人男性のエマニュエルが今回は、それぞれの国の「飲み会」について語ります。

 エマニュエル : フランスでは社員の結婚や出産のお祝い時に開くパーティや、歓送迎会を「Pot(ポ)」と呼ぶんだけど、くみはこれに参加したことはある? 

くみ : ええ、学生時代からよく出ているわ。大学や職場で、ビール、シャンパン、ワインなどのお酒と、ソフトドリンク、それに簡単なサンドウィッチやスナックを用意して、立食で行うのよね。

■普段とは別人になる人が続出する日本の飲み会

 エマニュエル : そうそう。日本ではこれに当たるのって飲み会になるのかな?  僕が日本で働いていた時に送別会に参加したことがあるんだけど、ずいぶんフランスの送別会と違うんで面白いなぁって思ったんだよね。日本の送別会はいつも就業後に始まって、みんなで居酒屋のテーブルを囲んで座り、いっぱいお酒を飲んで酔っ払って、普段とは別人みたいになっている人が結構いてびっくりしたなぁ。

 くみ : そう!  確かにフランスでは、よほど親しい友人同士とか、学生同士とか特殊なお祝い事でなければ、お酒が入っても大人が酔っ払っている場面は見ないものね。

 エマニュエル:フランスの送別会は17時か18時くらいに始まって、たいてい社内のカフェテリアで行われるんだ。そしてみんなでスピーチを静かに聞いて(退屈そうにしている人も割といる)、それが終わるとシャンパンを1杯か2杯ぐらいをおつまみと一緒に飲みながら、就業時間とあまり変わらないテンションでおしゃべりするって感じかな。

くみ : そうなんだ!  職場の違いにもよると思うけど、私のPotの経験とはちょっと違うな。早めの時間に終わるのは同じだけど、すごく饒舌で熱心に話し込む人が多い印象だな。最初の頃は、お酒を飲むとフランス人がますます饒舌になってよくしゃべることと、1時間以上ずっと立ったまましゃべり続けてもその後は「では、このまま食事でも」とならないのが印象的だった。家族のテーマ(日本とフランス、夕食の風景はこんなに違う)のときにも話したけれど、終わったら各自、さっさと自宅でのお夕飯に帰るのよね。

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