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めざせ全店制覇!東京の和スイーツ「元祖の店」7選

7/15(日) 8:13配信

@DIME

 京都では、銘菓「八つ橋」の元祖がどちらかをめぐり、歴史ある老舗がもう一方の老舗を相手取って裁判を起こしたのは、記憶に新しい。

 何世紀も前から作られてきた伝統菓子については、「最初にそれを作って商売にした」という意味での元祖の店は、京都に集中しているイメージがあるが、もう少し歴史の浅い「和スイーツ」の元祖なら東京にも結構ある。ということで、今回は、東京の和スイーツ元祖の店を7店紹介したい。

■元祖いちご豆大福の店:大角玉屋
 今ではどこの和菓子店でも見かけるようになった「いちご豆大福」だが、元祖は新宿区住吉町に本店をかまえる大角玉屋(おおすみたまや)。

 ここで、はじめての「いちご豆大福」が生まれたのは1985年。「大福にいちごを入れたら面白いかもしれない」という思いつきから開発に漕ぎつけたのは、3代目当主の大角和平さん。

 当時はフジテレビ社屋が近くにあって、番組で取り上げられるなどして大ブレーク。「全国の同業和菓子屋さんが観光バスで見学に来る」など、和菓子界のエポックメーキングな製品だったという。もちろん今も、同店の看板製品として健在。住吉町本店の他、四谷店、銀座店、有名デパート(曜日限定)で買い求めることができる。

【基本情報(住吉町本店)】
住所:新宿区住吉町8-25
電話:03-3351-7735
営業時間:9:00~19:30

■元祖たい焼きの店:浪花家総本店
 大阪出身の神戸清次郎が1909年に創業。たい焼きを考案した年は詳らかでないものの、「めでたい」にあやかって生まれたたい焼きの、紛れもない元祖の店である。

 たい焼きの皮はかなり薄く、よく見るモコモコした厚皮のたい焼きとは違う食感に驚くはず。そして、味も他店とは一線を画すおいしさ。海外からの観光客も訪れる名店であるのも納得。イートインスペースはあるが冷房はないので、真夏は持ち帰りとするか、かき氷やあんみつとセットで注文したい。

【基本情報】
住所:港区麻布十番1-8-14
電話:03-3583-4975
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜日、第3水曜日

■元祖あんみつの店:銀座若松本店
 創業は1894年、銀座初の汁粉屋としてオープン。以来場所を変えることなく、甘味処の老舗として名を馳せているのが、銀座若松本店。

 江戸時代末期にはあったというみつ豆に、餡と黒蜜を乗せるという新発想の「あんみつ」を創り出したのが、1930年のこと。今では、「元祖のあんみつ」のほか、「あんずあんみつ」、「クリームあんみつ」、「白玉あんみつ」と4つのバリエーションがあるが、いずれ劣らぬ美味。

 ちなみに、寒天の入ったみつ豆自体の元祖は、浅草の舟和だという。

【基本情報】
住所:中央区銀座5-8-20 コアビル1F
電話:03-3571-0349
営業時間:11:00~20:00(LO:19:30)

■元祖ジャムパンの店:木村屋総本店
 銀座のランドマーク和光本館の隣に位置するのが、木村屋総本店の銀座本店。明治時代の幕開けから間もなくの創業(1869年)で、当初の屋号は文英堂と言った。これが日本初のパン屋である。創業者の木村安兵衛はアイデアマンで、日本人にパン食を広めようと「あんパン」を考案、宮中御用達となるなど爆発的な人気を誇った。

 そして、ジャムパンを生み出したのは、3代目当主となる木村儀四郎。兵士の携行食としてビスケットの生地にジャムを入れた製品を開発していたときに、パンにジャムを入れたらと閃いて、1900年に登場。以来、木村屋総本店の看板製品の1つとなる。

【基本情報(銀座本店)】
住所:中央区銀座4-5-7
電話:03-3561-0091
営業時間(1Fのベーカリー):10:00~21:00
定休日:12月1日、1月1日

■元祖くず餅の店:船橋屋
 創業は1805年。徳川家斉将軍の治世のことで、都内でも有数の老舗和菓子店と言える。屋号は、創業者の出身地であった下総国(現千葉県北部)船橋からとられた。

「くず餅」は、関西発祥の「葛餅」とは別物。「くず餅」は、450日間かけて発酵させた小麦粉澱粉を湯で練って、せいろで蒸したもの。食べる際に黒蜜ときな粉をかける。

 このアイデア和菓子は、江戸名物の1つとして人気を博し、明治時代になってからも、かわら版の「甘い物番付」で横綱になるなど不動の名声を誇り、今に至る。

【基本情報(本店)】
住所:江東区亀戸3-2-14
電話:03-3681-2784
営業時間:9:00~18:00(イートインは~17:00)

■元祖雷おこしの店:常盤堂 雷おこし本舗
 米に蜜を加えて煎った「おこし」という菓子自体は平安時代には存在したが、「雷おこし」という品名で、ほおずき市の日に浅草寺境内の掛小屋で売られ始めたものは、約200年前の発祥とされている。

 言うまでもなく「雷」は、浅草寺の有名な雷門にちなんだもの。その雷門のそばに、雷おこしを作る常盤堂が創業したのは、明治時代中期だという。その後、東京大空襲で店は雷門とともに焼失。戦後何年もしてから、今に見る鉄筋和風造りの本店が復活した。

 老舗和菓子店は、昔からの製法・素材を頑固に継承するところが多いが、常盤堂はそのあたりは柔軟に考え、今のものは以前よりも柔らかめで、甘味は抑えられている。また、ピーナッツ入り雷おこしを開発するなどラインナップも増えていて、いろいろな風味を楽しめる。

【基本情報】
住所:台東区浅草1-3-2
電話:03-3841-5656
営業時間:9:00~20:30
定休日:無休

■(番外)元祖カレーパンの店:カトレア
 前身は1878年に深川常盤町で創業した名花堂で、1927年にカレーパンを生み出した元祖と現店主は語る。

 ただし、当時実用新案として登録した名称は「洋食パン」。資料によると「具の入ったパンをカツレツのように揚げる」というのが実用新案の骨子で、カレーについて触れられていないことから、ときどき元祖論争の火種になっている。

 それはさておき、カトレアで今も看板の品となっているのは「元祖カレーパン」。揚げパンの中にはカレーと野菜が豊富に入っており、まごうことなきカレーパンである。

【基本情報】
住所:江東区森下1丁目6-10
電話:03-3635-1464
営業時間:平日は7:00~19:00、土曜日・祝日は8:00~18:00
定休日:日曜、祝日の月曜

文/鈴木拓也

@DIME編集部

最終更新:7/15(日) 8:13
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