ここから本文です

ベビーカーで散歩後、熱中症を発症。39度の高熱に!~救急医療の現場から#4

7/20(金) 14:30配信

たまひよONLINE

今回は、急に暑くなった日、いつものようにベビーカーで散歩をしていて、赤ちゃんが熱中症になってしまった症例を、北九州八幡病院救命救急センター・小児救急センター院長である市川光太郎先生に、紹介いただきました。

散歩中、赤い顔で静かになり、「眠いのかな」と思い…

「9ヶ月の女児ですが、散歩後に急に高熱39度が出て、グッタリしていて水分をまったくとらないとの救急要請です。搬入可能でしょうか?」とホットラインから連絡があった。酸素濃度を測定し、必要なら酸素を投与しながらすぐに搬入するように指示して到着を待った。

到着後、母親に抱っこされて救急室に入ってきたが、確かにグッタリしている感じが見受けられた。熱感はあるものの、のどの赤みなどはなく、風邪症状もないとのことであった。急に暑くなった日でもあるので、熱中症も考えないといけないと思いながら、電解質などのチェックのために、採血と点滴を研修医に指示して、結果を待つことにした。

その間に母親に話を聞いたところ、「突然の39度の高熱でグッタリして、いつもよく飲んでくれる母乳もまったく受け付けないので、すごく不安になり救急車を呼んでしまいました。風邪症状はないのですが、何でしょうか?  散歩に行くまではまったく普段と変わらず元気だったんです」と話してくれた。やはり、熱中症が疑われると考えながら、具体的に散歩の様子を聞いてみた。

「本当は散歩は夕方から行こうと思っていたのですが、夕方にお友だちが来ることになったのと、子どもがぐずり出したこともあって、14時ごろからベビーカーで出かけました。日差しが強かったのですが、子どもは散歩をすごく喜んで、でも日よけを嫌がったので、風が通るからそのほうがいいかなと単純に考えて、日よけを下ろさずに散歩しました。車が好きなのか、公園の中に入ると嫌がるので、車通りを散歩しました。1時間近く散歩したところでおとなしくなってきたので、眠たくなったのかなと思っていました。顔色も悪くなく、どっちかというと赤みが強かったので、『眠いんだ』と思い込んで、そのまま30分ほどかけて家に帰りました。家に着いて寝かせようとしたら、体がとても熱く、すぐに目を覚ましてぐずりだし、おっぱいをあげてもまったく飲もうとしなかったんです。それであわててしまいました」

1/2ページ

最終更新:7/20(金) 14:30
たまひよONLINE

記事提供社からのご案内(外部サイト)

たまごクラブ

株式会社ベネッセコーポレーション

毎月15日発売

妊娠・出産に戸惑うママたちの気がかりを解消し、毎月の妊娠生活を強力サポート。