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1週間で1200件を検挙!! どこまでがあおり運転なのか?

7/20(金) 17:00配信

ベストカーWeb

 昨今社会問題となっている「あおり運転」。執拗に車間を詰めたり、挙句の果てに暴力行為や多重死亡事故などへと発展しているのはご存じのとおり。

 許されることのない交通違反だが、2018年6月に1週間に渡りあおり運転の全国一斉取り締まりが行われた。その検挙数はなんと1200件オーバー。あおり運転の判断、そしてなにがいけないのかを徹底検証します。

文/:写真ベストカー編集部
ベストカー2018年7月26日号

警察が本気になったら1週間で1296件の「あおり運転」が検挙された

 2018年6月1日から7日までの1週間、初の「あおり運転全国一斉取り締まり」が行われた。

 度重なるあおり運転からの暴行、暴言事件が社会問題化していることを鑑み、警察庁の大号令により実施された。

 静岡、愛知、京都、三重、佐賀など14府県の警察ではヘリコプターによる上空からの監視も敢行(通常期に行っている場合もある)。その結果、7日間での総検挙数は1296件にのぼった。

 検挙数の内訳は「車間距離保持義務違反」が1088件、「追い越し方法違反」が110件、「進路変更禁止違反」が56件。これらを総称して「あおり運転」としているが、やはり「車間距離保持義務違反」が84%でほとんどだった。

 昨年1年間の「車間距離保持義務違反」の検挙数は全国で7133件(最多は愛知県の1345件、最小は鳥取県の0件)だったが、今回の一斉取り締まりでは、わずか7日間でその15%以上に達したのだから相当力が入っていたことがうかがえる。

 期間中「車間距離保持義務違反」の検挙数が最も多かったのは兵庫県の434件で、全体の約4割。2位は静岡県で95件、3位愛知県81件、4位福岡県69件、5位が埼玉県の60件だった。

 兵庫県警が管轄する高速道路の総延長距離は691kmで、北海道に次いで全国2番目に長い。そのぶん多くなるのはわかるが、昨年1年間の231件(全国10位)をはるかに上回る434件という検挙数は驚異的。

 悪質ドライバーに「兵庫県警の本気(まじ)」を見せつけたということだろうが、普通なら見逃す程度のものも、期間中の検挙数を稼ぐために、今回にかぎり厳しく取り締まったものでないことを願いたい。

 また、違反を取り締まるだけでなく、全国の高速道路のSA・PAなどで啓蒙活動も積極的に実施。あおり運転をはじめとする危険行為の抑止にも力を入れた。

 ドライバーにとってあおり運転は人ごとではない。本企画で深く考察してみたい。

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最終更新:7/20(金) 17:00
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