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目黒「5歳女児」虐待死事件 「家庭」の中の地獄「パパ恐い。家に帰りたくない」

7/20(金) 10:20配信

デイリー新潮

 東京都目黒区の船戸結愛ちゃん(5)が虐待を受けて死亡した事件。食事を与えず暴行を繰り返した継父の雄大容疑者(33)と実母の優里容疑者(25)は「保護責任者遺棄致死」の罪で起訴された。その鬼畜の所業は「殺人」ではないのか――。夫婦の虐待の数々をノンフィクションライターの水谷竹秀氏がルポする。(以下、「新潮45」2018年8月号より抜粋、引用)

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 東急電鉄田園都市線の駒沢大学駅から東南に徒歩約15分。瀟洒な高級住宅が並ぶ中、白い木造の2階建てアパートは老朽化が目立ち、ベランダの鉄筋部分はさび付いて赤茶けていた。5歳の船戸結愛ちゃんが、継父の雄大と実母の優里から虐待され、死亡した部屋(2DK)は2階の中央だ。ベランダの物干し竿には洗濯ばさみが取り付けられ、エアコンの室外機には、紫色のベビーカーが立て掛けられたまま。二つのガラス戸は、カーテンで閉め切られていた。

ほぼ寝たきり状態で

 6月27日、雄大と優里は、保護責任者遺棄致死罪で東京地裁に起訴された。起訴状によると、今年1月下旬ごろから、結愛ちゃんに十分な食事を与えず、2月下旬には雄大の暴行により極度に衰弱していたのに、病院へ連れて行くことなく放置していた。3月2日、肺炎による敗血症で死亡させた。

 栄養失調だった結愛ちゃんの体重は、5歳児の平均体重を7キロも下回る12・2キロしかなかった。病院に搬送された際はおむつをはいた状態で、すでに自力でトイレに行けないほど衰弱していたとみられる。遺体にはいくつもの痣があり、あばら骨が浮き出ていた。

 雄大と優里の間には長男(1歳)が生まれていたため、アパートには当時、4人で一緒に暮らしていた。しかし、優里と元夫との間に生まれた連れ子の結愛ちゃんだけは、別の部屋で寝かされていた。

 雄大と優里は、結愛ちゃんの食事を制限し、朝食はスープ1杯、昼食はコメを茶碗3分の1、夜は茶碗半分程度しか与えていなかった。結愛ちゃんは毎日、自分で体重を測定し、ノートに書かされていた。しかし、2月20日を最後に、それも途絶えていた。

 結愛ちゃんは同月末ごろから、雄大に顔面を殴られるなどの暴行を受け、その後はほぼ寝たきり状態で、嘔吐を繰り返していた。死亡する数日前には、雄大から風呂場で冷水のシャワーを浴びせられた。

 部屋からは、結愛ちゃんが鉛筆で綴ったノートが見つかっている。

〈もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします ほんとうにもう おなじことはしません ゆるして きのうぜんぜんできてなかったこと これまでまいにちやってきたことを なおします〉

 まだ小学生に入学する前の結愛ちゃんが自分で目覚まし時計をセットし、毎朝4時に起床。ひらがなの練習をさせられていた。部屋には電灯がないため、冬場の暗い中で勉強していたとみられる。

 さらにアパートからは、「いきがきれるまでうんどうする」「4じまでにふろをあらう」「はみがきをします」など20項目近い日課が書かれた段ボール片も見つかっている。

 6月6日の逮捕時、雄大は警視庁の調べに対し「暴行し、食事を与えず、病院に連れて行かなかったのは間違いない」と容疑を認める供述をした。対する優里は「自分の立場が危うくなることを恐れ、虐待を容認し、見て見ぬふりをしていた」と証言。その後、雄大は一転して、黙秘を続けている。(中略)

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最終更新:7/31(火) 19:18
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