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「同期が多すぎる」問題に20代が直面する日

7/23(月) 8:00配信

東洋経済オンライン

 男女別に年齢ごとの人口をグラフで表す「人口ピラミッド」。日本では総務省が推計していますが、その形はもはやピラミッドとは呼べないほどいびつな形をしています。

 スーダン、インドなど発展中の国は14歳以下の若年層の割合が高い一方、65歳以上の高齢者が少ないため、すそ野が大きく広がる富士山型。これからを担う若者が多いという点で理想的です。

 一方で日本。先進国の典型とされる「釣り鐘型」がさらに変化した「壺型」です。若年層の人口が少なく、高齢者の人口が多い形です。筆者が子どもの頃に学校で学んだ人口ピラミッドとの大きな違いに驚きを感じます。30年前は富士山型から釣り鐘型に変化していく過程にあったのですが、“釣り鐘”を通り越していまや“壺”なのです。

ピラミッドを世代別にじっくり眺めてみましょう。やや、衝撃が走ります。40代前半(40~44歳)と後半(45~49歳)、60代後半(65~69歳)は人口が900万人ほどと、圧倒的な「ボリュームゾーン」です。一方、10代後半(15~19歳)、20代前半(20~24歳)、20代後半(25~29歳)などの若者は、それぞれ600万人台しかいません。

 ちなみにゼロ~4歳になると400万人台まで落ち込みます。ボリュームゾーンの世代の半分以下です。まさに少子高齢化ですが、世代間のバランスがいびつなことはさまざまな問題を引き起こします。ボリュームゾーン世代は職場においても課題に直面しがちです。

■大量採用世代が遭遇する課題

 景気がよく、人手不足感のあった60~70代の世代は最近の世代と比較すれば、すべてボリュームゾーンといえるかもしれません。まさに高度経済成長の名残による大量採用世代。ただ、この世代は会社が成長していたため、多くの人が自然な流れの中で管理職になることができ、「誰が早く出世するか」という競争が個々の課題意識でした。出世レースによる勝ち負けが題材になるドラマが数多くつくられたのもこの時代でした。

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