ここから本文です

「安倍政権の初動は問題だ」という菅元総理の言い分に正当性はあるのか

7/24(火) 6:50配信

デイリー新潮

菅直人元総理のツイート

 西日本の豪雨災害への政治家の対応について、様々な「場外乱闘」が繰り広げられている。警報が出た日に、総理やその周辺が宴席を設けていたことを野党側が非難すれば、「そっちもパーティーやっていたくせに」というツッコミがあちこちから出るという状態だ。
 ついにはこんな人まで……という人が参戦してきた。菅直人元総理だ。
 7月14日、菅元総理は、自身のツイッターで次のように発信した。

「豪雨災害での安倍総理の初動が問題視されています。安倍総理は3・11東日本大震災とそれに伴う福島原発事故の時も、超党派で対処するという姿勢は取らず、いかに政局に利用するかを考えてウソの情報を流し続けました。『赤坂自民党亭』では危機管理よりも総裁選対策を優先したことがよく表れています」

 安倍政権の評価はさておき、菅元総理の東日本大震災の時の危機管理はどう評価されていたのだろう。たとえば、産経新聞の阿比留瑠比氏は、2011年に刊行された著書の中でこう激しく批判している。

「平成23(2011)年3月11日、東日本大震災が発生した。風前の灯火だった菅政権の命脈は、皮肉なことにこの未曾有の大災害によって延びたが、同時に民主党には政権担当能力が全くないことを集大成的に示すことになった。
 東京電力福島第1原子力発電所の事故対応も被災地支援も後手後手に回り、揚げ句、自民、公明両党との大連立で責任分散を図ろうと画策する。その姿は、無能と無責任を描いた戯画そのものだった。
 参院で問責決議を受けて菅に更迭された前官房長官の仙谷由人が、更迭した当人である菅によって被災者支援担当の官房副長官に起用されるに至っては、笑えない冗談としか言いようがない」(『政権交代の悪夢』)

 何とも厳しい言葉が並んでいるが、阿比留氏の場合、産経新聞がもともと菅氏らが所属していた民主党には批判的なスタンスなのだから、このような表現になるのでは、という見方もあるところだろう。

1/2ページ

最終更新:7/25(水) 15:55
デイリー新潮

記事提供社からのご案内(外部サイト)

デイリー新潮

新潮社

「週刊新潮」毎週木曜日発売
「新潮45」毎月18日発売

「デイリー新潮」は「週刊新潮」と「新潮45」の記事を配信する総合ニュースサイトです。