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カイリ・セイン、ASUKAに全米熱狂。WWEの女子プロ革命と日本人。

8/4(土) 11:01配信

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 いま、女子プロレスの世界に革命的なことが起こりつつある。

 世界最大のプロレス団体WWEが、7月23日(米国現地時間)オハイオ州シンシナシティ・USバンクアリーナで開催した「RAW」は、いつもと少し違っていた。

 番組の冒頭、ビンス・マクマホン、トリプルH、ステファニー・マクマホンの3人がリングに登場。これはストーリー上の“キャラクター”ではなく、それぞれ会長(ビンス)、最高執行責任者(トリプルH)、コミッショナー(ステファニー)としての登場だ。

 まずトリプルHが、ステージ上に勢揃いした女子選手たちに、これまでの活躍に対する感謝を述べると、続いてステファニーが、米国時間10月28日にWWE史上初となる、女子スーパースターのみによるPPV「エボリューション」の開催というビッグニュースを発表したのだ。

 これは女子プロレスの歴史において、記念碑的な大会となる。

 アメリカにおける女子プロレスの歴史は古く、1930年代からすでに“初代世界チャンピオン”ミルドレッド・バークが活躍していたが、半ば“色物”のように見られる時代が何十年も続いていた。

 日本では全日本女子プロレスが'68年に設立され、フジテレビでの地上波放送もあり、何度かの大ブームを巻き起こしてきたが、アメリカには女子だけのメジャー団体は存在せず、長年、男子の前座ポジションに甘んじてきたのだ。

ディーバからスーパースターに。

 WWEでは90年代後半から女子が“ディーバ”として脚光を浴びるようになるが、“ディーバ”は女子レスラーだけでなく、マネージャーなども含めたWWE女性タレントの総称であり、やはり男子の"スーパースター"とは違い、リングに華を添える意味合いが強かった。

 しかし、その認識も変わりつつある。

 RAWの冒頭でステファニー・コミッショナーは、10.28「エボリューション」を発表する際、「彼女達はWWEのメインイベントを務めるようになり、ディーバからスーパースターとなり数々のバリアを壊してきた。そしてまた新たな歴史を作ることになる」と語っている。

 もう女性であることに重きを置いた“ディーバ”ではなく、男子と同じ“スーパースター”であると、WWE上層部が公式にあらためて発表したのだ。

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最終更新:8/4(土) 11:01
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