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「高齢ひきこもり」が女性に求婚され、恋愛相談まで始めた理由

8/9(木) 6:00配信

ダイヤモンド・オンライン

● 引きこもりでさらに中年 それでも結婚できるのか?

 <ひきこもりで、さらに中年ということで、居住地などは明かせませんが、可能な範囲で、ひきこもりの心境を綴っていきたいと思っております。>

 そんな書き出しから始まり、7年以上にわたって続いている『高齢ひきこもり』というブログが反響を呼んでいる。

 ブログを書き綴っているのは、40歳代の引きこもり当事者で、社会人女性と結婚している二条淳也さん(ペンネーム)だ。

 中でも、自らの体験記である、

 <ひきこもり当事者の私、二条淳也はこのたび、交際していたR子さんと結婚しました。>

 という報告から続く<ひきこもりでも結婚できる>は、同ブログの中でも人気シリーズとなり、すでに20回を数えるほどだ。

 こうしたネットでの発信をきっかけに、二条さんは「好きな人が引きこもりなんです。どうしたらいいですか?」などといった読者からの恋愛相談に応えるため、女性や親を対象に、有料で面会や文通にも対応している。

 二条さんがブログを始めたのは、東日本大震災前の2011年1月。当時、不登校などの若い当事者のブログなどはあったものの、中高年以上の引きこもり当事者からの発信は見当たらなかった。そこで、二条さんは『高齢ひきこもり』とタイトルに付けた。

 二条さんは、小・中・高校と不登校することなく、友人がいない中で孤立に耐え、歯を食いしばって学校に通い続けた。中学に入る頃には、いじめも陰湿化していた。「いじめによる自殺」も、すでに社会問題になっていた。

 読書好きだった二条さんが特につらかったのは、休み時間だったという。

 「読書してるとからかわれるので、教室から出るようにしてました。トイレも不良が固まってるので行けない。1階から3階まで階段を行ったり来たり、体育館まで歩いてみたり……。担任も、周囲と遊ぶことを奨励する先生だったので“1人で読書は感心できないな”って容認されず、つらかったです」

 学校ではいつも1人浮いていた。体育祭や文化祭のときも、どこの班にも係にも入れてもらえなかった。体育の時間、バスケットボールでは、自分にだけボールが回ってこない。クラスの中で、存在していないように扱われた。

 担任からも、1人静かにしている自分は嫌われ、問題を起こしている生徒のほうが好かれていた。

 学校は、戦場のようだった。でも、高校までは何とか卒業しないと、親に申し訳ないという気持ちがあった。

 「毎週、親が制服をクリーニングしてくれるんです。それが、僕に対する期待のように感じられて……」

● 私立大学に入学したものの中退 居場所を求めてボランティアに

 当時、二条さんの実家には自分の部屋がなく、家にいても居場所がなかった。

 学校では疎外されていたものの、働くのは好きで、高校1年のときからアルバイトを始めた。職場では「若いのに偉いね」などと、大人たちが歓迎してくれたのが嬉しかった。

 高校を卒業してからも、そのアルバイトを続けながら、月額4万円ほどのアパートで1人暮らしを始めた。ただ、不況の影響で勤務時間が短縮され、新たに代わった上司とも合わなくなった。

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