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日本バドミントン界の競争が激化。 もはやタカマツペアだけではない

8/10(金) 16:20配信

webスポルティーバ

 7月30日から中国の南京で開催された世界バドミントン選手権。5月の国別対抗ユーバー杯決勝で、タイを圧倒して37年ぶりの優勝を飾った女子は、今大会でも実力を存分に発揮した。

【写真】昨年の世界選手権シングルスで優勝した奥原希望

 ダブルスは、世界ランキング14位の松本麻佑・永原和可那組(北都銀行)が、第3シードでリオデジャネイロ五輪優勝の高橋礼華・松友美佐紀組(日本ユニシス)に3回戦で勝つと、初出場の勢いに乗って、準々決勝では第7シードのタイペアを破った。続く準決勝では、第5シードのインドネシアペアを撃破。決勝に進むと、前回銀メダルで第2シードの福島由紀・廣田彩花組(岐阜トリッキーパンダース)との接戦を制し、初優勝を果たした。

 準決勝で福島・廣田組に敗れた第4シードの米元小春・田中志穂組(北都銀行)も銅メダル獲得と、金銀銅すべてを日本勢が占める結果となった。

 また、シングルスでは奥原希望(日本ユニシス)が連覇を狙ったが、前回の決勝で死闘を繰り広げたプサルラ・V・シンドゥ(インド)に準々決勝で敗れてその願いは叶わず。準々決勝で第5シードの若手・陳雨菲(中国)を破った山口茜(再春館製薬所)が、決勝進出はならなかったものの、世界選手権で初めての銅メダルを獲得した。

 男子シングルスは、桃田賢斗(NTT東日本)が安定した戦いで、決勝では全英オープン優勝の石宇奇(中国)に勝ち、初優勝を果たした。前回3位だった男子ダブルスの園田啓悟・嘉村健士組(トナミ運輸)も銀メダルを獲得し、男女合わせて、前回の金1銅3の合計4個を上回る、金2銀2銅2の合計6個を獲得した。

 テレビ中継の解説もした、2007年世界選手権男子ダブルス銅メダリスト、元五輪代表の池田信太郎氏(国際バドミントン連盟アスリート委員)は大会の印象をこう話す。

「大会前はそこまでメダルの数が伸びるイメージはなかったのですが、サプライズは男子ダブルスと、山口がしっかり銅メダルを獲った女子シングルスですね。

 桃田の場合は腹筋を痛めていたようでしたが、他の選手に負けるような要素はなかった。アジア選手権やインドネシアオープンで優勝してディフェンスに自信をつけていたと思いますし、ディフェンス70%でしっかりラリーをして相手の意図を消して勝ったので、銅メダルを獲った15年より格段に実力をつけているという印象でした。

 女子ダブルスは、リオで金メダルを獲った高橋・松友組が国内の試合でも若い選手などに負けていて、競争心が高まっていた感じがします。自分の力を出せば金メダリストに勝てるんだという自信が周囲の選手にも出てきていると思うので、その競争の激しさが(今大会)出た結果だと思います」

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