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「部活と恋愛」は本当にいけないのか 海外コーチは言う、「もっと恋愛をしろ」と―

8/11(土) 10:03配信

THE ANSWER

競泳元日本代表・伊藤華英さんが考える中高生の「部活と恋愛」の問題点とは

 日本の部活動の在り方を考えるTHE ANSWERの連載「ニッポン部活考論」。今回のテーマは「部活と恋愛」。中高の強豪校などでは部員の恋愛禁止がされていることも珍しくない。指導者は競技に集中してほしいと願うが、生徒は多感な10代。折り合いが難しく、悩んでしまうこともある。果たして、部活において恋愛は本当にタブーなのか。競泳の元日本代表・伊藤華英さんに聞いた。

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 伊藤さんは16歳で日本代表入り。以来、日本競泳界の第一線を走り続け、北京、ロンドンと2度の五輪に出場した。現在は東京オリンピック・パラリンピック組織委員会に勤務する傍ら、都内の大学で教員を務め、スポーツ指導を実施。さらに、「女子選手と思春期」をテーマにした講演を行うなど、幅広く活躍している。そんな元オリンピアンに聞く、日本の部活動の課題とは――。

 ◇ ◇ ◇

 強豪校を中心に「恋愛禁止」というルールが設けられていることは男女問わず、珍しくない。「部活に打ち込み、集中するため」という理由が一般的に挙げられる。

「恋愛をすることで、確かに生徒の気が散ってしまうことはある。若い年代で自分の生活と、競技と、交際という部分をうまくセパレートできない子もいます。そういうところで子供が抱えている悩みはあると思います」

 このように理解を示した伊藤さん。一方で「部として、すべてを禁止にしてしまうのは良くないことではないかと思います」と疑問を呈し、持論を語る。

「『恋愛=ダメなこと』としていると、人間的な発展がしにくいと感じます。大きな制約を設けることで、生徒も競技をやらされていて、競技だけに集中しなくてはいけないと思わせてしまう。『恋愛で未来がダメになってしまう』と心配する気持ちはわかります。ただ、禁止されていなければ、自分自身をコントロールし、競技を本当にやりたいのかという精神まで向くこともある。自分をしっかりとマネジメントできるきっかけになるのではないかと。男女の考えは全然違うから若い時は特に意見もぶつかる。それこそが人生の学びにつながり、自分が本当に競技をやりたいかという精神的なタフさにつながることもあると思います」

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最終更新:8/11(土) 18:31
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