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30歳「保険会社勤務」の彼女とお金のリアル

8/11(土) 6:00配信

東洋経済オンライン

ひと昔前の30歳というと、男性ならば働き盛り、女性ならば結婚して家に入る、というのが一般的なイメージだった。しかし、今は結婚しても事実婚を選んだり、独身生活を謳歌していたり、働き方も会社員やフリーランスなどさまざまだ。
今の30歳は1987年、1988年生まれ。彼ら、彼女らは昭和生まれ最後の世代。物心ついたときにはバブルが崩壊し、その後は長い不況にさらされる。また、「ゆとり世代」のはしりでもある。就職活動を始める時期にはリーマンショックが起こり、高学歴なのに内定がないまま卒業した人もいる。

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景気の良い時代を知らない現在の30歳は、お金に関してどんな価値観を抱いているのか。大成功をしていたり、特異な人ばかりが注目されがちだが、等身大の人にこそ共感が集まる時代でもある。30歳とお金の向き合い方について洗い出す連載、第2回。

■お小遣いに関しては甘い家庭だった

 千葉県出身のミキさん(仮名)は父、母、3歳上の姉の4人家族。父は銀行員、母は専業主婦の家庭に育った。現在は東京都内でひとり暮らしをしながら保険会社で働いている。小さい頃のことを振り返ると、親はお小遣いに関して甘かったと語る。

 「小学生の頃から、数百円程度のお小遣いをもらっていて、コンビニで良い香りのコロンや色つきリップなどを買ってオシャレを楽しんでいました。中学生の頃は毎月5000円、高校の頃は1万円もらっていました。

 でも、周りの友達はそんなにお小遣いをもらっていなかったので、毎月1万円をもらっているなんて言わないようにはしていました。姉も同じくらいお小遣いをもらっていたけど、父が特に趣味のない人なので、ほかにお金を使うところがなかったのだと思います。

 また、アルバイトをするようになってからもお小遣いをくれると言われて、さすがにそれは悪いので断りました。でも、千葉から都内の大学まで1時間半ほどかかっていたので、通学定期券代は親が出してくれていました」

 お小遣いに関しては甘かったが、食事のマナーや門限などのしつけは厳しかった。中学生の頃、周りのクラスメートたちが塾に通い始めたので、流されるようにミキさんも塾に通った。そこで、大学生のアルバイトの塾の先生を好きになった。授業が終わった後も、長々と先生とおしゃべりをしていたら門限に遅れてしまい、親からきつく怒られた。

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