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亀戸天神のご利益!? 米国で王座奪取「伊藤雅雪」

8/11(土) 5:59配信

デイリー新潮

 東京下町の亀戸にある小さなボクシングジム「伴流(ばんりゅう)ジム」から、世界チャンピオンが誕生した。伊藤雅雪(まさゆき)選手(27)。7月28日、米フロリダで行われたWBO世界スーパーフェザー級王座決定戦で、プエルトリコの23戦無敗のハードパンチャー、クリストファー・ディアス(23)に3―0の判定で完勝。日本人選手がアウェイの米国で世界王座を奪うのは、37年ぶりのことだ。

「伊藤の経歴は異色です。小中高とバスケットボールの選手でした。スポーツ推薦で駒澤大学へ進学したんですが、団体競技が嫌になって“何かほかのスポーツを”と、実家から近い伴流ジムでボクシングを始めたそうです」(スポーツ紙記者)

 大学在学中の2009年、18歳でプロデビュー。ジムの団太路会長によれば、

「ウチは創設20年の新興ジムで、プロは約20名いますが、これまで世界戦とは無縁。伊藤はずば抜けた才能ですが、最初は身体を鍛える程度のつもりだった」

 気持ちが変わったのは、15年に日本タイトル戦で負けてから。以後、試合のたびにLAで長期合宿を敢行し、腕を磨いてきた。これまでに東洋太平洋王座、WBOアジア・パシフィック王座を獲得しており、世界戦は今回が初挑戦だった。下馬評を覆した勝利には、本人も団会長も「信じられない!」と大興奮。これで、戦績は26戦24勝(12KO)1敗1分けとなった。

 そんな伊藤選手、学生時代に結婚した妻の衣理香(えりか)さん(28)と4歳と2歳の娘がいる。団会長が語る。

「実は彼は今も販売会社の営業が本職。両親はボクシングに反対で、世界戦挑戦も私が説得したくらい。でも、家族揃って現地に応援に来ました。試合後は向こうのディズニーランドで夏休みを楽しんだはずです」

 これも地元亀戸の天神さまのご利益か? 

「週刊新潮」2018年8月9日号 掲載

新潮社

最終更新:8/11(土) 5:59
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