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小池祐貴が自己流調整からの脱却で進化。短距離界の勢力図が激変する

8/16(木) 18:10配信

webスポルティーバ

 今年の冬にそのベース作りができたことで、100mの10秒2台と200mの20秒2台は確実に出るだろうというのがふたりの共通認識だった。日本選手権の目標は、100mが決勝進出で、200mは3位以内。それは少し上のレベルですべてクリアした。

 臼井コーチは「東京五輪を考えれば200mで19秒台を出さなければ話にならないけど、走りのセンスはあるし、自分を見つめる能力もあるので、その可能性は高いと思います。そのためにも100mは10秒0台までいかなければいけないので、今年の冬はもう少し真剣に練習させようかなと思っています」と言って笑顔を見せる。

「ふたりとも練習で遅くても本番で速ければいいという考えなので、練習でも無理に追い込むことはないと思います。やるべきことはやっているので、今は間違いなく日本選手権よりレベルアップした形でアジア大会にも臨めると思う」

 今年の小池の走りには前半からの積極性が目につく。彼自身「コーナーが得意」だと言うように、100mのベストプラス0.3秒より少し速めの10秒4前後で100m通過はできていると考えて、それを8割の感覚で10秒30くらいまでにできれば最終的に19秒台もいけるはずと見ている。

「今やっている基礎練習をやっていく中で、20秒1台というのは十分可能性はあると思っています。でも19秒台となると、まだ足りない何かがあると感じるので、今の基礎を積み上げる中でそれが見えてくればいいなと。だから今は、今日よりも明日がよくなるように、1本1本『さっきよりいい走りを』というのを常に続けていくことが重要だなと思っています」(小池)

 照準を合わせた大会で結果を出す、ピーキング作りには自信があるという小池。彼がアジア大会でどんな結果を出すかで、今後の進化も占えるだろう。東京五輪へ向けての4×100mリレーの代表争いは、これまで以上に激化しそうだ。

折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi

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