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【ジャカルタ・アジア大会】 アジアの王者、右代啓祐 十種競技で2大会連続の金メダル 中村明彦も連続銅メダル獲得

8/27(月) 11:13配信

ベースボール・マガジン社WEB

8月25日からスタートしたアジア大会の陸上競技。25、26日の2日間にわたって行われた男子十種競技で、前回王者の右代啓祐が2大会連続となる金メダルを獲得。前回と同じく中村明彦が3位に入り、メダル2つ獲得を果たした。

【アジア大会】十種競技で金の右代、銅の中村

最終1500mで逆転して王座死守

 最終種目の1500mを前に、2位・右代啓祐(国士舘クラブ)とトップを行くタイのシンコンとの差はわずか2点。後ろから付いて行って最後かわせば優勝が決まる場面だった。

「1周目は付いていったのですが、“何か嫌だな”と思いました。自分らしい走りをしたかったので前に出ました」

 1500mが苦手なシンコンを尻目に、その差をどんどんと広げていく。最後は「脚が回らないほど出し切った」結果、フィニッシュと同時に、4年前の仁川大会に続く2大会連続の金メダル、“アジアの王”の座に就いた。

 フィニッシュ後はスタンドに向かって力強く拳を何度も突き上げ、インドネシアの観衆を沸かせた右代。

「日本一は7回取っていますが、アジアは1回。アジアのチャンピオンになれて、この4年間、君臨してきたと証明できたと思います」

 そう胸を張った。 

「日本選手権以降、気持ちを切らさずに一つずつ積み重ねた結果です。良い部分、悪い部分はあり、反省点も多い」

 そう振り返るように、初日から「思ったより体は動いたが記録とのズレがあった」とバラつきが目立ち、シンコンに終始リードを許した。

 2日目も得意の投てき種目でかみあわず、円盤投が45m37、やり投63m07。それでも、「勝負所で出せた」と練習中に足首を捻挫した棒高跳で「最後は気合で」4m90を跳ぶなど、さすがの勝負強さを見せた。

 優勝記録こそ8000点に届かない7878点にとどまったが、そこには明確な違いもある。

2014年は5月に日本記録8308点をマークして勢いに乗り、海外日本人初の8000点超えでアジア制覇。今大会は“日本記録”という基準値を持ちながら、それ以上を目指しての結果だ。

「4年前はしびれましたが、今回は目指している場所が高い、位置づけが違うなかでの連覇。守りに入らず思い切って行くなど、挑戦しながらのミスがあった」とその違いを語る。

 この4年、ケガと戦いながら、それでも“キング”としての力を誇示した右代。

「アジアの連覇をできたことですし、ずっと言っていることですが、やはり世界大会でメダル獲得、入賞をできるようにしていきたいですね。それができるまでやめなられないです」

 もがき、苦しみ、それでも王座を守った右代。国内外の若手ライバルたちの挑戦は、まだまだ撥(は)ねつけそうだ。

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