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山崎武司が100回大会の強打者を分析。プロ同等の技術を持つのは?

9/5(水) 12:04配信

webスポルティーバ

◆野村佑希(花咲徳栄3年/185cm・90kg/右投右打/投手・一塁手)

プロでもスラッガーとして活躍できる可能性を感じる右打者です。大きなアクションをしないのでミスショットが少なく、ある程度の確実性もある打ち方をしています。とくにいいなと思ったのが、左足のステップ。勢いに任せて踏み込むのではなく、重心を残して小さくステップするから変化球にも対応できるはず。体が大きいわりにまだ体の芯に力がないように見えるので、プロで鍛えて力をつけたらまだまだ伸びるでしょう。注文をつけるとすれば、トップをもう少し深くとれるようになるといいですね。せっかく飛ばせる選手なのですから、上ではもっと大胆にトップをとってほしいです。


◆林晃汰(智辯和歌山3年/181cm・87kg/右投左打/三塁手)

春のセンバツでも体全体で打ちにいくバッティングのスタイルが印象的でした。彼の生命線は左足のタメ。ここ一本でしょう。軸足でしっかりタメを作ってボールをつかまえたときは、とてつもなく飛ばせます。ただ、軸足が折れて下半身が沈み、上半身をあおって打つようなクセがあるので、確実性が乏しくなります。プロの世界ではより軸足のタメを意識していく必要があるでしょう。柳田悠岐(ソフトバンク)がいい教材になるはずですから、勉強していってほしいですね。

◆蛭間拓哉(浦和学院3年/174cm・81kg/左投左打/外野手)

甲子園でホームランを打ったシーンを見ましたが、いいバッティングをしているなと感じました。体重移動の小さい打ち方ですが、トップの張り方がすごくいいし、反対方向(レフト方向)にも飛ばせる。ホームランの打席を見る限りでは、タイミングの取り方もよく見えました。下からかち上げて飛ばす打ち方ですが、このタイプは調子が悪くなると左肩が下がってくる傾向があります。いかに肩を真っすぐにして、平行に回ることを意識できるかが今後の課題になりそうですね。


◆北村恵吾(近江3年/182cm・83kg/右投右打/三塁手)

阪神の原口文仁くんを彷彿とさせる打撃フォームですね。夏の甲子園で2本塁打12打点と活躍しましたが、振る力があることは伝わってきます。少し気になるのは、少し前かがみに構えること。ボールをとらえる際に真っすぐに戻っていればいいのですが、上のレベルでも長打を打つタイプになりたいなら、真っすぐ構えた方がいいと思います。高いレベルだと必ずインコースの厳しいところに投げ込まれて、体を起こされます。それなら最初から体を起こしていた方がロスはないですから。

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