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2020年開業の山手線新駅 周辺再開発でブランド化必至か

9/9(日) 13:00配信

マネーポストWEB

 8月29日、2020年開業予定のJR山手線新駅の工事現場が初公開された。「山手線最後の新駅」と言われるこの駅だが、その周辺は“住む街”としてはどうなのか? ライターの金子則男氏が解説する。

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 2020年の東京五輪に合わせて開業する予定の「新駅」は、田町駅と品川駅の間に建設中です。山手線は1周およそ35kmに29の駅があり、駅間の平均距離は1.2kmですが、田町~品川間は2.2kmと駅間の距離が一番長い区間でした。駅が建設されているのは、もともとJRの車両基地だった所で、田町~品川の中間よりやや品川寄りの場所。駅舎のデザインは、新国立競技場を設計した建築家・隈研吾氏が担当しています。

 鉄道路線は山手線と京浜東北線が停車する予定で、まったく申し分ありません。東京駅まで10分程度しかかかりませんし、隣駅の品川からは東海道新幹線や東海道線、横須賀線などに乗り換えられます。品川からは京浜急行にも乗り換えられ、羽田空港へのアクセスもバッチリです。また2027年に開業するリニアは品川駅が始発駅です。リニアの品川~名古屋間の所要時間は40分。名古屋までも十分通勤が可能です。

 道路状況も良好です。山手線の駅の周辺はどこも栄えすぎていて、道路状況がメチャクチャなところばかりですが、新駅付近は例外です。駅の西側には箱根駅伝のコースにもなっている片側3車線の第一京浜が通っており、渋滞スポットではありません(駅開業後は未知数ですが……)。

 一方、東側は公園や下水処理場など、公共施設が集中していますが、開発の余地はあります。少なくとも住民の立ち退き等の問題はないと思われるので、何らかの形で整備されることでしょう。ただし、駅の東西は線路で完全に分断されており、西側から高速道路に乗るのは少々面倒です。

山手線の内側では最後の大規模再開発

 山手線の内側がほぼ開発し尽くされてしまったいま、新駅付近で展開される再開発計画の面積は13ヘクタール(東京ドーム2.8個分)に及び、都心では最後の大規模再開発です。その事業費はおよそ5000億円と言われており、オフィス、商業、住居など、高層ビルが7棟建てられる予定です。

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最終更新:9/9(日) 13:00
マネーポストWEB

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