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偏差値35から東大合格、現役東大生が教える読書術

9/10(月) 6:00配信

ダイヤモンド・オンライン

● 要約者レビュー

 先行き不透明な時代において、ビジネスパーソンは次々に新たな知識を得て、血肉にすることが求められている。こうした状況下では、難解な本を速く読み、内容を深く理解する力が強力な武器となる。では、得た知識を記憶にしっかり定着させ、日々の業務で十二分に活かせるメソッドがあればどうか。そんな垂涎ものの読書法を一挙公開したのが本書『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』だ。

 著者は、偏差値35から東大に合格し、暗記術やテスト術などの本を世に送り出している現役東大生である。成績向上のカギは、彼自身が編み出した「東大読書」にある。5つのステップを踏むことで、読解力も地頭力もみるみる向上し、情報を「使える知識」に変えられるという。

 本書がベストセラーとなっている理由は、読書のテクニック指南に終始しない点ではないだろうか。読み進めるにつれ、本だけでなく人類が生み出した英知との「向き合い方」を学べるのだ。たとえば、ステップ2の「取材読み」では、著者に質問を投げかけながら能動的に本を読んでいく。また、ステップ4の「検証読み」では、同一テーマについて2冊の本を同時に読み、物事を多面的にとらえていくという。こうしたことから、自ら問いを立てて学ぶ姿勢、情報を批判的に読み解くマインドが、自然と身についていくにちがいない。その応用範囲は無限大といってよいだろう。

 本書は読書術の枠を飛び越えた、本質的な「究極の知的生産術」である。しなやかな知性を手にし、ビジネスで成果を出すために、一生モノの「読み方」を身につけてはいかがだろうか。(松尾美里)

● 本書の要点

 (1)東大読書のステップは次の通りだ。ステップ1:本を読む前に「装丁読み」と「仮説作り」を行う。
(2):記者になったつもりで著者に質問し、疑問を追求する「取材読み」で、論理の流れをクリアにする。
(3)ポイントを要約し、次の展開を推測しながら読む「整理読み」で、一言で説明する力をつける。
(4)複数の本を同時に読み、「検証読み」を実践することで、多面的な見方を身につける。
(5)アウトプット重視の「議論読み」で本の内容をしっかり記憶に定着させる。

● 要約本文

 ◆ステップ1:仮説作りで「読み込む力」が劇的に上がる!
◇読み方を変えれば、地頭力は鍛えられる

 難しい文章でもきちんと理解し、「読み込む力」と「地頭力」を鍛えるにはどうすればいいのか。ポイントは、本の読み方を変えることだという。著者が提唱する「東大読書」を実践すれば、この2つを下支えする「読解力」「論理的思考力」「要約力」「客観的思考力」「応用力」を身につけられる。本要約では、「東大読書」の5つのステップを紹介していく。

 ◇東大生は「読み始める前」に準備をする

 「本の内容が頭に入ってこない」。その原因の9割は、準備不足にあるという。文章のタイトルを読んでいるかどうか。そして、本のカバーや帯の言葉を読んでいるかどうか。これらを実践することで、理解度に大きな差がつく。

 東大生の多くは、国語の長文読解問題を解く際、真っ先に「問題文」を見る。問題文には内容のヒントがあり、そこから概要を大まかに把握できるからだ。東大生が文章を素早く、正確に読めるのは読解力に長けているからではなく、「文章の外からヒントを得る力」があるからだといえる。

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